苦しい、生きづらい…。それでも生きていかなくてはいけないからこそ読みたい“はふぽのコラム”
こんにちは。ハフポスト日本版の榊原すずみです。
私は基本的に、のんきで、マイペースな性格です。
そしてとても頑固な部分も持ち合わせているので、まわりに何を言われようと、自分の意思をどうしたら通すことができるか、創意工夫をします。
苦しいことはあるけれど、それを乗り越える術を43年間の間にたくさん身につけ、生きづらさとの向き合い方もいろいろと持ち合わせたつもりです。
それでも、どうしても、苦しいとき、辛いときはやってきます。
「こんなことに負けてたまるか」と闘う自分と「もう無理…」と負けそうな自分、「こんなことでへこたれるなんて情けない」と自分を蔑む想い…。
いろいろな想いが錯綜します。
いくつになっても、苦しさや生きづらさに対抗するための正解は、きっとみつからないのでしょう。
今回は、苦しさや生きづらさなに対抗する正解は見つからないかもしれないけれど、ヒントなら見つかるかもしれないコラムを紹介します。
弱い自分を責めることなく、認められる…。
日々、そうやって乗り切っていきたいですよね。
おすすめ①
“見える差別”と“見えない差別”の違い。あなたも無意識に「差別」をしているかもしれない
差別。
できれば、誰かを差別することなく生きたいし、されることなく生きたいですよね。
筆者のあんなさんは、日本人とアメリカ人のミックスルーツを持っています。見た目からミックスだとわかるので、“見える差別”をたくさんうけて、それを回避するために「初対面カード」を作っていたという経験があります。
「ハーフですか?」
「どちらの親が外国人ですか?」
「日本には何年住んでいますか?」
ミックスルーツを持つことでいつも、聞かれる質問。
想像するだけでうんざりします。
「私は私でいるだけなのに、どうしてこんな思いをしなくてはいけないの?」
きっとあんなさんは、そう苦しんだはず。その結果が、先述の初対面カードでした。
でも差別は“見える差別”だけではないのです。
この世界には“見えない”ことから生まれる差別もあることを、今回のあんなさんのコラムで知り、ハッとしました。
もしかしたら、自分は知らない間に誰かを差別しているのかもしれない。
そう思ったら苦しくなりました。
差別される人も、無意識で差別してしまうことも、どちらも苦しい。
だからこそ、必要なことがある。
このコラムには、その答えが書かれています。
おすすめ②
映画『82年生まれ、キム・ジヨン』に心揺さぶられた人へ。原作翻訳者が伝えたい女性たちの物語10選
韓国女性の生きづらさを描きベストセラーになった『82年生まれ、キム・ジヨン』。お読みになられた方も、きっと多いのではないでしょうか?
現在、この『82年生まれ、キム・ジヨン』が原作の映画が公開中。
その内容を巡って、賛否両論、さまざまな意見がでているようですが、ハフポスト日本版では、原作の翻訳をなさった斎藤真理子さんに、『82年生まれ、キム・ジヨン』と同じように女性作家が描いた、女性の物語を10冊選んでもらいました。
内容は、小説からSF、詩まで多岐に渡っています。
ちなみに私は10冊中2冊しか読んでおらず、残りの8冊すべてを読みたくなりました。
私はいつも思うのです、生きるヒントは人の人生からしか得ることはできないということを。
たとえそれが、フィクションでも、ノンフィクションであったとしても。
私はいまでも覚えています。
『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んだ時の衝撃を。
女性として生まれることの意味を。
そして、女性として生まれた以上、背負っていかなくてはいけないものの計り知れない重さを。
それは生きづらさ、なんて、単純なものではありません。
人格の否定であり、行き着くところは「自分らしく生きること」の否定だと私は感じました。
それでも私たちは、女性として生きていかなければなりません。
一体、どうすればいいのだろう?
闘うべきなのか、それとも諦めるべきなのか? いや、絶対、諦めちゃいけない。
そんな思いにかられた時、この記事で紹介されている10冊のうちのどれかを手にとってみてください。
きっともう一度立ち上がる勇気をもらえるはずだから。
これは『82年生まれ、キム・ジヨン』の翻訳者・斎藤真理子さんから全女性へのエールです。
おすすめ③
「バンライフって、どうしたらできるの?」 そんな人のための私流・バンライフの始め方
これまでハフポスト日本版に掲載された、菅原恵利さんのコラムを読んでいただけるとお分かりになると思いますが、彼女の人生はとても波乱万丈です。
その波乱万丈のひとつにADHDを抱えていることがあります。
「普通の会社で働いているときは、自分らしさを発揮できず、失敗ばかりで苦しかった」。
彼女が、そんな風に私に語ってくれたことがあります。
ところが、現在の彼女はどうでしょう。
車で日本全国を移動して、ご当地のおいしいものを食べ、そしてのびのびと仕事をしています。
最近ではYouTubeもはじめて、そちらも順調な様子。
彼女から近況報告をもらうたびに、私まで元気になってしまうくらいです。
普通の会社員をしていた時の苦しさなんて、まるで嘘のように生き生きしています。
そんな彼女の“生き生き”のきっかけが、バンライフでした。
ADHDの人は注意力散漫の傾向があるので車の運転には向いていないと言われることもあるのだそうですが、同乗した友人から「安全運転だね」といわれるくらい、彼女は車と上手につきあっています。
そして苦しかった仕事も、いまはリモートで、日本全国から、美味しい食べ物と、美味しい空気、素敵な風景を楽しみながらしています。
それまで抱えていた生きづらさから解放された彼女は、本当に魅力的です。
苦しんでいた彼女が自分らしくいることができる暮らし方=バンライフの始め方には、実際にバンライフをするのは難しくても、ちょっとでも自分を解放するヒントがあふれているのではないでしょうか?