最高のボードゲームを見つけた。その名はウイングスパン!
時間がかかるってことで遊べずにいたウイングスパンをようやく遊んだところ最高のゲームでした。
ウィングスパン?
リアルな名前の鳥カードを置いたり触り心地の良い卵を集めて次の鳥カードを置いたりいろんなことをしてポイントを集めるゲームです。昨日初めて遊んだところ4人で1時間半くらいかかってしまったけれど実はシンプルなルールでゲームが進むにつれて慣れもあるけど、ゲーム自体のつくりが良いので展開が加速していきます。
ざっくりルールなど
自分の手番でできることは4つ餌を獲得、産卵、鳥カードの獲得、そして鳥カードをプレイ(カードを配置すること)。それを一人一回ずつで8回、7回、6回、5回の4ラウンド繰り返したらおしまい。
1.餌の獲得
建物からします。上からの写真だけど、中にあるものがもらうことができるエサ、外にあるのはもらえない、残り1種類になったらダイスの降り直しが可能で建物の裏側から放り込みます。餌は鳥カードを置くときに必要だけど、種類ごとに違うので欲しい物があるときにもらっておく必要がある。
鳥カードを置いていくともらえるエサが2個3個と増えていきます。
2.産卵
鳥カードがある状態で産卵すれば卵をもらえます。鳥カードごとに持てる卵の数が決まっていて、こちらのマミジロコガラは3個までです。
鳥カードに書いてある「起動時」というのはこの行動(上では餌の獲得)をするたびに毎回発動する効果のことです。マミジロコガラは毎回麦を1つもらえてカードの上に置いていきます。他の鳥の場合は自分が餌をもらえるというものもあるけど、マミジロコガラは自分は使えずにあくまでもポイントとしての麦になります。1つ1点。
産卵時に追加で1個卵をもらえて好きな鳥カードに置くことができる鳥カードがあったりします。
3.鳥カードの獲得
見えている3枚の鳥カードから選択するか、山札から1枚引きます。好きな鳥・・・じゃなくって置ける住処やポイント、効果などを見ながら見えている鳥にするか、山札から運任せに引くか選びましょう。
鳥カードを配置していくと引く枚数が増えていき、鳥カードによっては追加で2枚引いて1枚戻したり、餌のダイスを振ってポイントを得たりすることができます。
4.鳥カードをプレイ(配置)
一番大事な鳥カードの配置のこと。鳥カードは一人1枚ずつ置いてある目の前のボードに最大15枚配置することができます。置けば置くほど餌の獲得量や産卵する卵の数が増えていきます。
鳥カードにもポイントがあり、コツコツポイントを稼げる鳥はカード自体のポイントは少なめだったり、配置しても効果がまったくない鳥カードでも8点くらいもらえる鳥もいます。
餌の獲得のような何回も実行するアクションのところにポイントが得られる鳥カードを置くことができれば順調にポイントを増やすことができます。
「起動時」のところは一回だけ実行するものや他の人が何かのアクションをした時に自分がポイントをもらえる鳥もいます。中には自分が餌や卵をもらった時に他の人ももらえるというみんなに喜ばれる鳥もいます。
ラウンドボーナス
4ランドそれぞれにボーナスポイントが付くルールがあります。ここに置いてあるカード4つは表裏があり、ランダムで置くためゲームごとに違ったポイント方法になります。同じマークの巣に卵がある場合や配置した鳥カードの合計枚数などがあります。
1位の人は4ラウンド目ではなんと7点ももらえます。
最初8個持っているこの四角のコマは自分の番でアクションをする時に1つずつ置いていくのですが、ラウンドごとにラウンドボーナスのところに1つずつ置いていくためラウンドごとに手番の数が減っていくのはそういうことです。よくできていますね。
できることが多い!
鳥カードが増えていくと餌の獲得時に鳥自体もポイントになる餌をもらったり、餌場の外にあるダイスを振って魚が出たら餌の魚を鳥カードにポイントとして置いたり。最初は1枚しか引けない鳥カードも1回で5枚くらい引くことができるようになってきたりします。
また個人ごとにポイントがもらえる目標カードがあります。鳥カードを手元に8枚以上持っていると7点もらえる、などがあるので終盤になってきたら鳥カードの獲得を多めに実行するなどして得点を増やしましょう。
アクション自体は4つしかないのでまずは遊び始めるとわかりやすいです。しっかり説明書を読み始めると逆に疲れちゃうかもしれません。後半は流れがわかってきた状態で鳥カードが増えて追加で餌がもらえたり卵がもらえたりするので楽しくなってくると思います。
最終的には鳥カードのポイントと鳥が集めた餌やカード、ラウンドボーナスなどを足して点数を出します。
上の写真では右下が自分の場所だったのですがちょっと隠れているけどこんな感じでした。
鳥カード 29点
ボーナスカード(手持ちの鳥カード8枚以上もっていること) 7点
ラウンドボーナス 5点
卵の数 2点
鳥カードの餌の数 14点
鳥カードの下に差し込んだカード 1点
合計58点
負けを感じないゲーム
2人用ゲームでは必ずどちらかが勝者になったり、複数人でのゲームでも順位が明確でかなり離れていることが明確に見えるゲームがあります。すごろくのようなゲームはそれはそれでわかりやすいのですが、勝てる見込みがなくなってくると切ないですね。
人狼などは最初にオオカミにやられてしまうとそのあとずーーーーっと見ているだけになってしまいますし。
ウィングスパンのすごいのは誰かと邪魔をしあったりすることはなく、おすそ分けのように卵や餌をもらったりしながらも、あくまでも自分の目の前のボードと並べたきれいな鳥たちを眺めて、次はどうしようかなーと考えるのがメインなのです。
最後に得点を出して順位を決めることはしますが、みんなで共同で楽しみながら、各々のやり方でどうやったら得点を上げられるかを考えるのです。アドバイスしたりしても、それが自分に悪影響は出ないので和気あいあいと遊べます。
複数人の協力型で遊ぶゲームもありますが、誰かが失敗するとクリアできなくなったりするものがあります。失敗したーって攻められるのはちょっと嫌ですよね。
初めてなのでゲームだけに集中して遊んでいましたが、鳥の名前をカードを置くごとに口に出して遊ぶのも良いかもしれません。聞いたことのある鳥はいるでしょうか?
鳥カードは1回のプレイではそれほど使わないので、数回プレイしたくらいでは全部の鳥に出会えない可能性高いです。それは何回も遊ぶことができて、その人だけのその時だけの作成が何通りもあるということを意味します。
賞をとるくらいのすごいゲームなのですが、作者の方はゲームを作るにあたって遊び心地について深く考えられていたようです。興味がある方はこちらの記事を読んでみると良いかもしれません。
触り心地
ボードゲームはそれなりの値段がするものもありますし、ウィングスパンも全体から見ると決して安くはありません。ボードゲームを買う方はスリーブに入れてカードを大事にされる方も多いですが、ウィングスパンは触り心地がとても良いのでぜひそのままの状態で遊びたいゲームです。
カードの微妙なざらざら加工はカードがこすれるだけで心地よく、丈夫さにも貢献するのだと思います。卵もつるつるではないので積み上げて遊ぶことができるくらいです。
安くはないので、近くにボードゲームカフェなどがあればまずはそちらで遊ぶのがオススメです。ルールを店員さんに教えてもらうこともできますし。
オンライン版もあります。触り心地まではさすがに味わえませんが、かなりたくさんいる鳥たちを愛でることができるのは魅力的です。準備も片付けもいらないのは大きなメリットですね。お値段もお手頃価格。
他のボードゲーム
2022年春のゲームマーケットで購入したワニャマというゲームがとても楽しいのでこちらもおすすめです。デザインもとてもきれいで運要素の割合も高いので上級者の方と初心者の方で一緒に遊んでも楽しめますし、何回も楽しめます。
最近BOOTHでも販売を始められたようです。これでこの前のゲームマーケットに行けなかった方でも遊ぶことができますね。
私の場合は家族と遊ぶ目的でゲームを探したりするので初心者の方でも楽しめるものが好きです。他にもボードゲームをあまり遊ばれない方でも楽しめるゲームを多少まとめたものを書いたので、ご興味があればこちらもどうぞ。もちろん自分を含めた大人も楽しめるというところも大事なので対象年齢は10歳以上くらいのものが多いかもしれません。
それではご家族と、お友達と楽しい時間を過ごしてください。
ではではー。
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