日本橋に紹興酒専門店オープン!5月にセミナー&利き酒大会、開催します。
干杯!
今、日本橋にあるコレド室町テラス1階にて紹興酒専門店がポップアップで営業中!というわけで、先日遊びに行ってきました!
↓こんな感じのポップアップです
紹興酒専門店、こんな感じでした。
場所はコレド室町テラスの1階。自動ドア入ってすぐの場所です。
ちなみに「コレド室町」って1〜3とテラスがあります。「コレド室町テラス」ですので間違えないようにご注意ください。
それほど大きなスペースではないのですが僕が行った日は平日日中かつ雨の日だったこともあり、ゆっくり過ごすことができました。週末や休日は結構混雑しているようです!
置かれている紹興酒はいくつかの銘柄があり、年数も若い年数から30年物など幅広く置かれています。
量り売りをしているので「少量だけ欲しい!」という方は利用しやすいのでは。いくつか試飲もできるので、スタッフさんに聞いてみてください。
なお、日本では流通していない紹興酒の4タイプが全て飲み比べできるセットが棚に置かれています。これこそぜひお試しいただきたいのですが、残念ながら非売品。いつか日本でも楽しめる日が来ますように!
紹興酒の年数違いよりも、違いが明確にわかりやすい飲み比べとは?
店舗の運営は日本でもお馴染みの紹興酒最大手酒蔵である、古越龍山の東京本部。ただ、こちらの専門店では、古越龍山だけでなく「女児紅」「鉴湖」などいくつかの銘柄が試飲できます。
ちなみにこれは紹興酒に限ったことではないのですが、中国は大手の傘下にいくつかの酒造メーカーが入っているケースって結構多いです。
今回でいうと、女児紅は元々紹興を代表する紹興酒酒蔵のひとつでしたが、近年になって古越龍山の傘下に入りました。でも、製造会社と銘柄は残っているので、市場では「女児紅」として販売されています。
また、鉴湖は歴史が300年以上もありますが現在は古越龍山の第一工場としても機能しています。でも鉴湖が日本で流通されるのは初めてなので、かなり貴重です!既に置いている中華レストランは複数あるかと思います。
複数銘柄が飲み比べできるのって、中国酒界隈では意外と貴重なんですよね。
年数違いの飲み比べはよくありますが、同じ銘柄なので味の傾向は当然ながら似ています。
今まで紹興酒の味の違いって年数で表現することが多かったのでこのような飲み比べが一般的ですが、銘柄の違いの方が明確に感じ取れるのはお酒好きな方ならすぐにご理解いただけるのかなと思います。
個人的に注目している紹興酒銘柄
どれもそれぞれ個性があって好きなのですが、個人的には鉴湖10年のノンカラメルタイプの味わいが秀逸だなと感じています。
最近、本当に多いですね。ノンカラメル。コロナ禍を経て一気に潮流が変わりました。
カラメルと聞くと「紹興酒が甘いのはそのせい?」と思われるかもしれませんがあくまで着色とツヤ出しのためであり、「味わいには影響しない程度の使用」と大手メーカーが公言しています。
でも、ノンカラメルの紹興酒を飲むと、多くがライトな味わいなんですよね(影響してる?)
この要因としては、ノンカラメルなのか?はたまた、ノンカラメルを強調すべくライトになるようにブレンドしているのか?それはまだ定かではないのですが、総じて軽いことは間違いありません。
それが「スッキリしていい!」という方もいれば「なんか、薄い?」という方もいたりして。
この鉴湖10年もライトな味わいではあるのですが、旨味・甘味もほどよく感じられて丸みがある。余韻も心地いい!ノンカラメルの中では絶妙なバランスを保っていると思います。ぜひぜひお試しを!
ちなみにお酒に添加するカラメルについて話すと「紹興酒ってカラメル使うの?!」とネガティブな印象を持たれてしまうのですが、実は多くのウイスキーも使用しています(これはウイスキー好きな方なら周知の事実)
カラメルに関しては紹興酒が矢面に立たされることが多くて悲しいので、ちょっとした抵抗として、この事実を添えるようにしています(笑)
紹興酒の楽しみ方入門&利き酒チャレンジ詳細
紹興酒の専門店は日本にはありません。期間限定で貴重な機会なのでぜひぜひ足を運んでみてください。
そして最後にお知らせなのですが、こちらの紹興酒専門店にてイベントを開催させていただくことになりました!
紹興酒を飲み比べしつつ、基礎知識や銘柄を選ぶときのコツ、家での楽しみ方などをお伝えします。後半は、飲み比べした紹興酒の利き酒大会!全問正解者には賞品もご用意しております。
飲んだ紹興酒の味、忘れないようにご注意ください(笑)
紹興酒がより、楽しくなるきっかけになるような場にしたいですね。
詳細は自分の黄酒専門WEB「八-Hachi-」にまとめているのでご興味ある方はご覧いただけたら嬉しいです。
お気軽にご参加ください!質問やお問い合わせも大歓迎!どうぞよろしくお願いいたします。
▼約120種の中国酒銘柄を紹介したガイドブック「黄酒入門」発売中です!こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
僕自身も、形はちょっと違うと思うけど、中国酒専門の店舗はやりたいことの一つです。いつの日か、必ず。