帯広の美味しいもの、クランベリー(50周年!)のスイートポテト
帯広中心部に十勝ピッツァリリーヴァリというピザ屋さんがあります。カウンターがメインの小さなお店で、おじさん一人で仕込み、注文をとり、お勘定をし、テーブルを片付け、ピッツアの生地を広げ、具をのせ、オーブンの薪の様子を調整して、黒いススを払い、となんでもしなければならないので、20-30分は平気で待つ余裕がないと食べられない。最初に入った時点でそれでもよろしいですね?と優しそうなおじさんに一度確かめられてからという具合です、おじさんの名前は確か岡和田さん。でもやっぱり美味しいピッツアは本物の薪の窯に限るのです(これが贅沢というものです)。
今日はそのピッツアのお話ではなく、帯広のクランベリーというお店のお話。たまたまこの十勝ピッツァリリーヴァリで、ピッツァまだかな〜まだかな〜と30分近く待っていた時に、カウンターの横で座っていたもう一人のおじさん(岡和田さんと似たようなお年の紳士)とお話を始めたのがきっかけです。このおじさんは、水戸部さんという昭和47年(1972年)に帯広で洋菓子の製造・販売を始めた代表取締役社長さんだったのです。(ここだけの話、水戸部さんは社長さんというより、お酒好きおじさんという感じでした!)
水戸部さんによると創業時、洋菓子だから「アンデルセン」とお店に名前をつけたそうです。アンデルセンは、デンマークの童話作家 Hans Christian Andersen にちなんだのだそうですが(「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」など書いた人)あとで広島で水戸部さんよりも早く創業したアンデルセングループにダメ出しされて、2000年8月にクランベリーに改名されたのだそうです。それまで、帯広のアンデルセンで有名になっていたので、苦い思いだったことを、話してくれました。おかげでピッツァを待ってる時間が楽しかった . . .。
このアンデルセン改名クランベリーですが、有名なのがさつまいもをそのままゴロリと使ったスイートポテト。素材の味が生かされたヒット商品。2~3日は冷蔵保存で持つようですが、夕方に買いに行くとほぼ売り切れ、買えば即食べてしまう人気商品です。
今日はそのクランベリー弥生通り店にいってきました。
知り合いへのプレゼント用だったので一番大きいのを買って<2000円でした。
しかし、今クランベリーにいるよとLineしたら兄からも欲しいと言われ、もう1個買いにお店に戻った際にレジ横で . . .
この記念のスイートポテトストラップがどうしても欲しいと夫に言われ、なんとなく水戸部さんのことを思い出したら、断りきれずにこれも買ってしまいました。帯広のスペシャルな思い出用なのだそうですが、見るたびに食べたくなってしまいそう。
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