名刺がわりの本100冊【2024年版】
自己紹介のために好きな本を紹介する
自分自身がどんな人なのかネット上の人にわかってもらうのは、意外と労力がかかることで、一筋縄ではいかない。
そこで、読書家というほど大層なものではないが、読書好きとして自分の好きな本を紹介してみたい。
好きな本に影響を受け自己形成されていったはずなので、腹の中を明かすように素直に晒してみることで、普段考えていることの真意が伝わりやすくなるのではないか。
少なくとも好きな本がわかったことで、それを読んだ側は損をしない(内容によっては時間の無駄だったとは思われるかもしれないが)。
結局、何かを列挙することは、調べたり思い出したり整理したり、色々と作業が必要なだけで、ただ作る側が面倒なだけである。
好きなものは自分にとって自明なことだ。でも、他者にとってはそうではない。
自分の好きなものは、「これが好きなんだ」と語らなければ、他者に知ってもらえることはない。
だから、たまには安直すぎるくらい正直に、好きなものを自分の前に広げてみたい。
子供のような拙い表現方法なのかもしれないが、それはそれで、悪い気はしない。
好きな本100冊
川端康成「雪国」
川端康成「女であること」
川端康成「千羽鶴」
川端康成「伊豆の踊り子」
安部公房「壁」
安部公房「人間そっくり」
安部公房「砂の女」
安部公房「箱男」
安部公房「密会」
武者小路実篤「真理先生」
大江健三郎「個人的な体験」
大江健三郎「死者の奢り・飼育」
夏目漱石「こころ」
太宰治「人間失格」
宮沢賢治(短編)
坂口安吾「堕落論」
西村賢太「苦役列車」
吉本ばなな「キッチン」
江國香織「つめたいよるに」
綿矢りさ「インストール」
カフカ「変身」
ニーチェ「ツァラトゥストラ」
ゲーテ「ファウスト 悲劇第一部」
ゲーテ「若きウェルテルの悩み」
プレヴォー「マノン・レスコー」
デフォー「ロビンソン・クルーソー 上・下」
スウィフト「ガリバー旅行記」
ヘミングウェイ「日はまた昇る」
ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル 上・下」
フローベール「ボヴァリー夫人」
マーク・トウェイン「トム・ソーヤーの冒険」
マーク・トウェイン「ハックルベリー・フィンの冒けん」
リルケ「マルテの手記」
レイ・ブラッドベリ「華氏451度」
ジョージ・オーウェル「1984年」
アガサ・クリスティー「オリエント急行の殺人」
アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
ウイリアム・アイリッシュ「幻の女」
ガストン・ルルー「黄色い部屋の秘密」
ロアルド・ダール「あなたに似た人 I・II」
ケイン「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
レイモンド・チャンドラー「大いなる眠り」
スティーヴンソン「宝島」
サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」
ナボコフ「ロリータ」
メアリー・シェリー「フランケンシュタイン」
サルトル「実存主義とは何か」
ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」
プラトン「ソクラテスの弁明」
シェイクスピア「ハムレット」
大岡昇平「野火」
谷崎潤一郎「春琴抄」
村上龍「限りなく透明に近いブルー」
村上龍「五分後の世界」
横溝正史「獄門島」
横溝正史「八つ墓村」
エドガー・アラン・ポー(短編)
江戸川乱歩(短編)
筒井康隆「旅のラゴス」
パウロ・コエーリョ「アルケミスト」
京極夏彦「姑獲鳥の夏」
森博嗣「すべてがFになる」
森博嗣「イナイ×イナイ」
西尾維新「クビキリサイクル」
西尾維新「クビシメロマンチスト」
舞城王太郎「煙か土か食い物」
滝本竜彦「NHKにようこそ」
滝本竜彦「超人計画」
長谷敏司「BEATLESS 上・下」
宮沢伊織「ウは宇宙ヤバイのウ!」
森見登美彦「四畳半神話大系」
金原ひとみ「蛇にピアス」
谷川俊太郎「谷川俊太郎詩選集1〜4」
伊藤比呂美「伊藤比呂美詩集(現代詩文庫)」
荒川洋治「続続・荒川洋治詩集(現代詩文庫)」
乾くるみ「イニシエーション・ラブ」
星新一(短編)
佐藤友哉「フリッカー式」
谷川流「涼宮ハルヒの憂鬱」
谷川流「涼宮ハルヒの消失」
河合隼雄「無意識の構造」
大野晋「日本語練習帳」
斉藤美奈子「文章読本さん江」
斉藤美奈子「日本の同時代小説」
桑原武夫「文学入門」
辰野和男「文章のみがき方」
佐藤信夫「レトリック感覚」
佐藤信夫「レトリック認識」
岩尾龍太郎「ロビンソン変形譚小史」
シド・フィールド「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと」
エッカーマン「ゲーテとの対話 上・中・下」
ドフトエフスキー「罪と罰 上・下」
トルストイ「アンナ・カレーニナ 上・中・下」
ボッカッチョ「デカメロン 上・中・下」
セルバンテス「ドン・キホーテ 前編1~3・後編1~3」
町田康「告白」
橋本治「桃尻娘」
プラトン「国家 上・下」
トーマス・マン「魔の山 上・下」
ギュンター・グラス「ブリキの太鼓 1〜3」
※分冊されているものは、まとめて1冊としてカウントした。
※(短編)と記載しているものは、特にどれか1冊に限定できないために、このような表記にしておいた。
※ちなみに、最後の10冊はまだ読了できていない本なので、ちょっとズルかもしれない。
一応、ある程度読み進めていて、面白いのに最後まで読めていないものに限定したので自重はした。
あと、書いてみてわかったのは、厳選して100冊は、意外と多い。
今の自分の読書量だと、70冊くらいにするのが、ほどよく絞れて、なおかつ自然体だった気もする。
100冊が自然体、いやむしろ少なすぎると感じられるくらいに、もっと読書をしていきたい。
新書コーナーで、この本をみつけたことで、自分の読書は始まった。
列挙するだけではどういう想いがあるかまでは伝わらないので、100冊それぞれの所感を書いた記事とかも、いずれ書きたい。