肉離れとは
どうも!火曜日担当の森宜裕です!
理学療法士という資格をもち、走りの学校講師の中で身体博士として活動しています。
本日は、怪我の中でも全力疾走の際に起きやすい【肉離れ】についてです。
肉離れは俗称で、正式には「筋挫傷(きんざしょう)」といいます。
スポーツを行うなかで、急に無理な動作をした場合に発生する筋膜や筋繊維の損傷・断裂を表します。筋肉が裂けたり破れたりすることを筋断裂といいますが、筋断裂のうち範囲が部分的なものを一般的に肉離れと呼びます。
発症すると患部に激痛が走り、それ以上運動を続けられなくなります。ときには筋肉が断裂した瞬間に「プチッ」という音が聞こえることもあるでしょう。また、痛みのある部位をよく観察すると、くぼみや変色が生じている場合も。
発症するときには、打撲と違い外からの力ではなく、自らの筋力によって筋肉が伸ばされ過ぎてしまうことが原因とされています。
肉離れは、筋肉の強い収縮とともに、逆に強く引き伸ばされるような方向の力が加わったときに起こりやすいと考えられています。具体的には、急なダッシュやストップ、ジャンプからの着地などのタイミングで多発します。筋肉疲労の蓄積、加齢、ウォーミングアップの不足などは、肉離れを引き起こす要因となります。日頃からストレッチをするなどして予防を心がけることが大切です。
肉離れが起こりやすい部位は競技によって異なりますが、ハムストリングス(太もも裏にある筋肉の総称)や大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)、内転筋(内ももの筋肉)、腓腹筋(ふくらはぎにある筋肉)など、下半身の筋肉に起こることが多いです。
肉離れの対処法:ストレッチに注意
肉離れが起きたとき、筋肉は引っ張られて損傷しています。
その筋に対して、さらに引っ張りの負荷であるストレッチをしてしまうと、さらに症状を悪化させる恐れがあるので、ストレッチは基本行わない。行う場合は専門家の助言を参考にしながら進めていくことが必要です。
肉離れの初期の対処法としてはRICE処置が挙げられます。
R:rest(安静)
I :ice(冷却)
C:compression(圧迫)
E:elevation(挙上)
荷重歩行を制限し、圧迫、挙上と冷却により筋内の出血や腫れの量を減らすことが重要です。
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それでは!
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走りの学校 講師 森宜裕
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