ぼーっとすること
移動する人も一時期より増えて、満員の電車に揺られながら帰る。電車のつり革につかまりながら外を眺めていると、いろんなことが浮かんでは消えてゆく。それら一つ一つを引っ張り出して真剣に思い返せば、その時の気持ちに浸ることもできる。そんな時間を楽しんでいたこともあったけれど。
過去の出来事とその時の気持ちをぎゅっと握りしめすぎると、前に進めなくなったり、その出来事にずっと振り回されてしまったりするから。
浮かんでくる過去のいろんなことや未来の妄想にはできるだけ首をつっこまないし、気持ちを引っ張り出さないようにしている。思い浮かんでもただ眺めているというのは、なんとなく味気ないような気がして、慣れまではものすごく難しかったけれど。
きっと浮かんでくることを消えていくまでただ眺めているということが、ぼーっとすることなのかもしれないし自分を信頼していることなのかもと思うから。
今日もほどよくぼんやりと。
素敵な一日を🌺