HSPやINFJは、そのときのエネルギー残量に見合ったタスクの見定めることで、暮らしの全てに「ゆとり」を作れる
これまでにそのときの自分ではとうていできないことを、強引にやろうとして疲弊していたことが多かった。
焦れば焦るほど、自分自身や状況を客観視できず「何が何でもこれをやらないと!」「どう頑張ってもできない」「自分はダメなヤツだ…」と落ちこむ。完全に悪循環だ。
今振り返ると、こういうときに必要なのはコンディションを整えることだろう。
「今日はもう無理!」と思ったら、切り上げて眠ることなのだ。
しっかりと睡眠をとれたら、起床後の数時間が最も高いパフォーマンスを発揮できる。そしてエネルギー残量は夜になると、また減っていく。
一日の中で、しなければならないことの難易度を可視化することは重要だ。
そして、自分のエネルギー残量をしっかり把握することも同じくらい大切である。
このふたつの要素を見比べて「今の自分の体力で何ができるか?」をシビアに考える。
「困難は分割せよ」という言葉があるが、難易度高めのものほど、数日に分けて取り組んだ方がいいかもしれない。
できないことに悩むよりも、どうすれば着実にできるのかを考えることの方が大事なのだ。
そして、できない自分を責めないというのも意識しよう。
真面目で責任感が強い人ほど、視野が狭くなりやすい。自責傾向が強いと、つい自分に「なんで私はこんなことすらできないんだ」と鞭を振るいがちだ。
しかし冷静に考えると、やり遂げるコンディションが整っていなかったり、まだその時期が訪れていないだけかもしれない。
鬼軍曹のように自分に厳しくすると、どんどん自信が目減りしていく。
今のあなたに必要なのは、自分への寄り添いかもしれない。
一日の終わりに「今日はこれができたからよかった」と気づけるようになれば、あなたはさらによくなるだろう。
自分の些細な変化に目を向けられる人ほど、変わることができる。
大きな変化とは、小さな積み重ねに結果にすぎない。
経験を重ねてゆとりを持てるようになったあなたのエネルギーは、前よりも減らなくなっているはずだ。
エネルギーがどんどん減ってしまうひとつの要因は、自分いじめの常態化や焦りの感情である。
自分をいたわり愛せるようになったあなたは、エネルギーのコントロールが以前よりも自在になっているだろう。
そうなると前できなかったことが、意外と簡単にできるようになっていることもある。
考え方や取り組み方を少し変えることが、あなたを成長させる大きなきっかけになることも少なくない。