HSPやINFJは「優しさや愛情を貪る人」を回避することで心身の疲弊を防げる
今よりも自己肯定感が低かった30代、愛情を貪られることが多かった。
「この人を救いたい」と頻繁に感じていたので、メサイアコンプレックスの傾向が強かったのだろう。
異常なまでに依存してくる人は、際限がない。
そのうち「この人は何でも自分が望んだように行動してくれる人だ」と思い込み、少しでも思惑から外れると激しく怒りを示す。
今ならわかる。
こういった人とは、早い段階で距離を置かないといけなかったのだ。
そうしなければ支配、被支配の関係がずっと続く。
心優しい人ほど、愛を貪る人に注意した方がいい。
愛を貪る人の嗅覚は、敏感だ。誰が献身的に自分と接してくれるか常々アンテナを張っている。
あちらにしてみれば、生き死にに関わる問題なのだから極めて真剣なのである。
HSPやINFJで、自己犠牲をいとわない人がいる。
しかし、過度な自己犠牲は身を滅ぼす。
辛い辛い30代を生き抜いた僕は、まず相手をじっくり見極める術を身につけた。
急な自己開示をする人には気を付ける。早い段階で重たい話をする人には注意する。
これらを意識するだけでも、かなりちがう。
そして、しっかり感謝できる力を持つ人と付き合うのも大事だ。
相手を貪り続ける人には、感謝の念がなく、どこか「してもらって当たり前」といった幼児的なところがある。
それゆえ、こういった人々は毎回同じ人間関係のパターンでつまづき、やがて孤立していく。
自分軸を持って生きるとは、不当にこちらを貪る人間の相手をしないということかもしれない。