HSPやINFJは誰かと自分を比較する際に、優劣ではなく「違いを知る」に着目すれば自己理解が深まる
INFJへの19の質問の中に
「競争、争い、人を蹴落とすことは苦手ですか?」という項目があった。
お答えいただいた方の中の回答を確認すると「競技やゲームに限れば、競争は嫌いではない」というものがあったものの、おおむね「争うのは苦手」「競争は得意ではない」というものが多かった。
HSPやINFJで、望まない競争に巻き込まれて苦しんでいる人がいる。
こういう人は競争に巻き込まれないことが理想だが、もし環境的にどうしても参加せざるをえない場合は、どうすればいいのだろう。
こちらの記事で書いたが
競合的態度をとられても、むきにならずあくまであなたのペースを貫くことが重要だ。
競争の中で生きることを好む人で「お前と俺の優劣をはっきりつけようぜ」と盛んに挑発してくることがある。
しかしあなたは、この挑発に乗ってはいけない。
人間は自分が所属するコミュニティの中で、上のポジションを獲得したいと躍起になる本能を持つ。
そして上のポジションを取れると、そこから人を見下し優越感に浸る人もいる。
こういう人は、もともと劣等感や不全感に悩まされており、それを解消するためがむしゃらに頑張り人を傷つける。
平和主義のあなたには「最初から競争やレースに参加しない」という選択肢があることを覚えておこう。
優越感に浸りたい人の心は、不健全かもしれない。満たされているように見えても、部屋でひとり過ごすときにはずっと虚無感を感じ、何かに依存することでなんとかギリギリ自分を保っているかもしれない。
そんな不健全な人間に対して感情を露にし、あなたが苦しむ必要はない。
自己理解をする上で、他者がその物差しになることがある。
目的はあくまで「自分と他の人の違いを知ること」。
ここを忘れると「優越依存症」になり、誰彼構わずマウントをする嫌な人間になる。
それほど束の間感じる優越感というのは、依存性がある。まあドラッグみたいなものだろう。
自分の人生を生きるとは、あなたが「こう生きたい」と心から望む道を歩むことだ。
そこに他者との優劣が入り込む余地はない。
あなたは素直に、あなたの人生を歩んで辛いことも嬉しいことも目いっぱい味わう。
ただ、それだけでいい。
大事なことは、いつだってシンプルなのである。