HSPやINFJは、まだあなたが気づいてない「自傷的な行為」を認識することが大事
ミッドライフクライシスに差し掛かる前、猛烈に働いていた。
ワーカホリック(仕事依存)に陥った僕の心身はどんどん擦り減り、やがて立ち行かなくなった。
この「底つき体験」が自分の人生の振り返りになって、生き方や物事の捉え方、信念などが大きく変わったので命拾いしたといえる。底つきを経て、良い方向へ変容できた幸運に感謝だ。
半生を棚卸しすることで、問題がクリアになった。
棚卸しをしたことで、僕は自分と向き合うことが嫌で、ネガティブな感情を受け取るのが嫌だったことがわかった。それゆえ、ドーパミン中毒、アドレナリン中毒のような状態になった、などを理解できた。
アスリートや、格闘家は脳が興奮状態にあると、痛みを感じづらいという。
僕は心の痛みから逃れたくて、気づけば脳内麻薬に頼らなくては継続が難しい自傷的な働き方をしていたのだ。
無意識の自傷行為は、あなたの周りにあふれている。
・体が苦痛を感じるほど〇〇しなければ気が済まない
・心身が壊れるまで過度に〇〇する
上記に該当する人は、自分とゆっくり向き合う時間が必要だろう
あなたはもしかすると、自身を痛めつけることで安心を手に入れてやしないか。
しかし「安心は、もっと温かい方法で得られる」というのを忘れてはいけない。
あなたの中に、自身を慈しむ「もうひとりのあなた」を見つけよう。あなたをジャッジしないで、ただただ認め受け止めてくれるあなたを見つけるのだ。
そして、つながる。
つながりは温もりだ。
内側でケンカを続けてきたあなた同士が、手を取り合いときに慰撫できる関係を作る。そうすれば内側で、自然と愛が生まれる。
自愛と慈愛、このふたつがあなたの人生を、より豊かなものにする。
行動を変えるためには、まず気づくこと。「自分がどんな行動をしていて、なぜその行動をとらなければ安心できないのか?」「何から一番目を背けたいのか?」を徹底して突き詰めること。
頑張り過ぎてしまう人ほど、自傷的な行動に気づきづらい。
これまで十分に頑張ってきたあなたは、今、内側のあなたと仲直りする時期に差し掛かっているかもしれない。