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HSPやINFJは「人への期待」をやめることで、失望や苛立ちと無縁になれる

若い頃「なんでこんなことも、できないのか?」「これくらいできて当たり前」と考えて、膨れっ面をしていた時期があった。

厄介なことに、その頃の僕は自分の苛立ちの根本原因が「他者への期待」にあるとは自覚しておらず、「いつも自分が正しい」とさえ感じていた。

人へのイライラがとまらないときは、無意識のうちに「相手へ期待していないか?」を疑ってみた方がいい。

前提に「この人はこれをやってくれる」という期待があるほどしんどいし、人間関係も上手くいきづらい。

他者への期待の根っこにあるのは、依存心であることも少なくない。

期待が減ると、ストレスが減る。

悪いことが起こっても、想定内だと考えられる。

反対に予想外に良いことがあれば、幸運だと喜べる。

このように期待という執着から脱することで、ずいぶん楽になれる。

「自分はこの人に、何をどれだけ期待しているのか?」を明確にすれば、相手にかけている期待値そのものを見直すことができる。

最も苦しいのは、相手ができないことを一方的に期待してしまうことだ。

「なぜ、できない⁉」と怒っても、そもそもできないのだからしかたがない。

魚に「どうして陸上で暮らさないんだ?」と詰問しても、しかたがない。そもそも、そのように設計されていないのだから。

心理的な距離が近くなると、誰でも「あれをしてほしい」「これをしてほしい」と要求が増えがちである。

そういった望みを掘り下げていくと、幼少期の親との関係や愛着の問題に行き着くことも珍しくない。

自他の境界線が曖昧な人ほど、無意識に要求してしまいがちだ。

期待をやめたければ「なぜ、自分はこんなに人へ期待してしまうのか?」を徹底して突き詰めること。

「そこに原因があったのか」と腑に落ちたとき、あなたはきっと今よりも前に進めるだろう。

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