自分の喜び、幸福を同じ温度で共感してくれる人の存在
僕が「この人となら末永くやっていける」と感じているひとつの基準。
それは喜びや幸福なことを報告した際、まるで我が事のように共感し喜んでくれるというのがあります。
妻と「この人と結婚したい」と思ったのも、交際中に僕の仕事の成果やハッピーなことを伝えたときに、「良かったやん!」「すごいやん!」と、「やんやん」言いながら、自分のことのように毎回、喜んでくれたからというのがあります。
当初は「こんなに喜んでくれる人、いてるんや」と、よく驚いていました。
喜ぶ様子に噓がなく、温かい気持ちになれたので末永くずっとやって行けそうと思いました。
HSP気質の人は、心の交流や喜びを分かち合いたいと考える人が少なくないでしょう。
嬉しい報告を受けた際の反応は、その人の人間性や人柄を確認できる機会です。
幸せ報告に嫉妬を隠さない人は危険
そんなにいないですが、たまに何でもかんでも嫉妬してしまう人がいます。
嫉妬心は誰でもあると思いますし、エネルギーを生み出す源にもなりますよね。
ただし、人の幸せを全く喜べないというのは問題だと思うんです。
以前にもnoteに記しましたが、ライターとして仕事を始める前に、ふたつのライター講座へ通っていました。
Aという講座は、個人主義者の集まりで誰かが成果を出すと「くそっ、あいつだけいい思いをしやがって!」と、重たい嫌な雰囲気に包まれる場所でした(露骨に舌打ちする人もいました)。
この講座の講師の方が「争って強くなれ!」「弱者の切り捨てこそが、この世の定理」「いかに人を利用するか常に考えよ」という方針だったので、利己的でギラギラした人達が自然と集まってきたのでしょう。
常にギスギスしており、HSP気質の僕はその空間にいるだけで疲弊していました。
こちらの講座の人とは合わなかったので、今では一切付き合いがないですね。
Bという講座は、誰かが結果を出すと「良かったね。おめでとう!」と祝福モードになります。
もう20年以上続いている講座で、「あそこへ行けば人生の幸福度が上がる」と噂されており、数珠つなぎにデビュー者が出ている模様。
結果を出した人が、自分のコネクションを使って仕事を紹介することも珍しくないので、好循環がずっと続いているんですね。
講師の方はいつもニコニコされており、「幸せはみんなで分かち合いましょう」と、菩薩のような雰囲気がありました。
すごい実績の方なのに、決して偉ぶらず腰の低い方でした。
誰に対しても平等で丁寧。ただし「言うべきことはしっかり言う」「締めるところはしっかり締める」というお方。
愛妻家で仕事もすごいできる方だったので「こういう人になりたいなあ」と憧れていました。
利己主義よりも幸せの循環を
負けず嫌いや嫉妬心は、決して悪いものではありません。
ただし「自分だけが成り上がればいいんだ!」というエゴイストや個人主義者の集まる場所は、個人的にとても苦手です。
幸せな気持ちが共有できて、ポジティブな循環が発生する場所に行くことは大事です。
共感性の高いHSP気質の人は、邪悪でエゴ丸出しの人と一緒にいれば擦り減りますし、心優しく親切な人といれば癒され活力が生まれます。
手前みそになり恐縮ですが、結婚後、仕事が増えていったのは成果が出た際に、妻が「よかったやん。今度『おめでとう会』開こう!」と、こまめに祝福してくれたからでしょう。
祝勝会という名目で、お酒を飲めるというのもなくはないですが(笑)、喜びを循環し合うことで、HSP気質の人の幸福度は、さらに高まります。