HSPやINFJが抱えた傷の深さも形もそれぞれ違う。だからこそ、あなたはただその傷を抱きしめればいい
心が強くなることは、不感症になることではない。
僕自身、心に蓋をして何も感じない状態になっていた時期があったが、そのときは確かにダメージを実感することが少なかった。
しかしそれは防衛機制が働いて、感情から目を背けていたに過ぎないと、あとから気づかされた。
自己理解が進み、自己受容を意識するようになった途端、ネガティブな感情と日々向き合わなければならず、これがかなり苦しいことに気づく。しかし「変容しよう」と心底望んでいるわけだから、もう引き返せない。
強がって「自分は傷つかない人間だ」と虚勢を張っていたときの方が心は楽だった。しかし、このときの方が人を傷つける機会が多かったように思える。
今でも逃げたくなるときは多々あるが、自分の内側で生まれたネガティブな感情を受けとめるように努めるように意識して暮らしている。
ネガティブな感情を受け入れる習慣がつくと、他責に走ったり誰かを攻撃してガス抜きするという間違った方向へ進まなくなる。
人の心は強くならないかもしれないが、自己理解が進むとセルフケアが上手くなる。
心に傷が入っても、無理せずにそれを上手く癒す術が身につくのだ。
HSPやINFJが抱えた傷の深さも形もそれぞれ違う。人の数だけ異なる。だからただあなたは、あなたの傷を抱きしめ、受け止めるだけでいい。
そこにジャッジはいらない。ただ受け止める。
抗わず「今、私は傷ついた」と、ただ素直に受け入れるだけでいいのだ。
それができるようになると、あなたはよりいっそう素直にあなたらしく生きられるようになる。自然と活力が内側にみなぎり、自分が心からやりたいと思えることを行動に移せるようになる。
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