HSPやINFJは「ネガティブな心の中の独り言」に気づけたら、ひとつずつリフレーミングしていこう
ネガティブな気持ちになりやすい人ほど、ネガティブな心の中の独り言が多い。
発話を伴った言葉を外言、発話を伴わない内面化された思考に使われる言葉を内言と呼ぶ。
「無くて七癖」という言葉がある通り、人間には誰でも癖がある。そしてその癖は、無意識になり過ぎているので、なかなか気づけないものだ。
僕も塞ぎ込むことが多かった頃、周囲から「ネガティブな言葉が多い」よく注意されていたが、確かにその時期は外言《がいげん》とも内言《ないげん》、気分の下がるものを使っていた。
往々にして、外言と内言の根本は一致しているものである。
なぜなら言葉は思考によって作りだされるから。
あなたが落ち込む前、落ち込んだときに、自身に対して厳しい言葉や責め立てるような言葉、愛のない言葉を内言として発していたとしたら、まずはその言葉の癖に気づこう。
「特定の状況になると、この内言が出やすい」というのが見つかるはずだ。
例えば「こんなこともできないのか」という内言が頻繁に出る人は、この言葉を変換する。
できていないことにフォーカスするから辛くなる。それならできていることに目を向ければいい。
「ここまではできた。ここまではできていない」
どうだろう?
これだけで、かなり客観的になったように思えないだろうか。
できていること、できていないことの区分けができれば「できていないことを、どうすればできるようになるか?」具体的に考え行動に移す。
リフレ―ミングは、主観ではなく客観的な広い視野を持って行うようにしよう。
癖づいているもの、習慣化されているものを変えるには根気がいる。
しかし自身の癖を放置してネガティブな気分になりやすい人は、根本原因の言葉から変えるのがおすすめだ。
セルフネグレクトの傾向が強い人ほど、無意識に自分へひどい言葉を掛けやすい。
まずはその癖に気づくこと、そして対策をとり行動に移すこと。それによって、あなたの心は今よりずっと軽くなるだろう。