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HSPやINFJは「あなた本来の生き方」に戻れた瞬間、心身から力が抜け、ふんわり軽く生きられる【執着を手放す】
これまで長らく無理な生き方を自分に強いてきた。
半生を振り返ると、そんな自覚がある。
生き方を根底から変えようと思ったのは、限界がきたからだ。
体力がある若いうちは、自分に合っていない生き方もなんとか続けられる。
しかし、そのうち心が悲鳴を上げ始めた。
「もう、こんな生き方は続けられない」と。
暮らしそのものを整えた。怖かったが付き合う人もガラリと変えた。
すると心身から力が抜け、睡眠の質も良くなった。
何より大きかったのは、執着が薄れたことだ。
人の人生を停滞させるほとんどの原因は、凝り固まった考えである。仏教用語では「我執」と呼ぶものである。
凝り固まる原因は、自信のなさだ。
今と異なることを選んで、適応できるかがわからない。やり遂げられるかがわからない。自分に合っているかがわからない。だから怖くてしかたない。
その結果、今の自分を維持し続けるという選択をとるが、心はちっとも晴れない。
時は流れる。我慢や忍耐の連続とともに、年齢を重ねていく。
「こんなことじゃいけない」と焦り始める。それでも「変わる」という選択をとれないのは、気づかぬうちに悪循環の中に身を置いているからかもしれない。
いやあなたは実のところ全てに気づいている。怖いから、気づかないふりをしているだけなのだろう。
人生の課題から目を背けたつけは、たいてい30代、40代以降に現れる。
もちろん、そんな負債などいくらでも返せるので悩む必要はない(あなたの中で覚悟が決まりさえすれば)。
本来の生き方や暮らしに立ち戻れると、力が抜ける。
力が抜けると視野が広がる。
「こういうやり方も、ありかも?」と、選択肢が増えるので、自然と行動的になる。
これまでつながることがなかった人との、コミュニケーションが増え人間への理解が深まる。
無理していないと、かつて経験したどろりとしたような嫌な疲れも感じない。寝つきと寝覚めの両方が良くなる。
「人生が辛くてしかたない」と苦渋をなめ続ける人は「辛いことこそ、我が人生にちがいない」とどこか思い込んでいる。
なので無意識の選択として、心身を削る方を選ぶ。ただし当人は、その無意識の働きに気づいていないことがほとんどだ。
「変わりたいんです」と口では言いながら、変わる選択ができない人がいる。
そんなあなたは「自身の無意識が何を選択しているのか?」を見極めた方がいい。
時間をかけて行動を記録すれば、無意識が選択してきたものが見えるはずだ。
元来、人生はストレスフルなものではない。ストレスは必要だが、過度なストレスを感じるのが目的ではない。
本来のあんたに一致する生き方が見つかれば、爽快感を覚えながら日々を過ごせるはずだ。
今がベストだと思えない人は、ほんの少しでいいから毎日何かを変えてほしい。
その選択がやがて大きな変容へとつながる。
あなたの人生をより良いものにするのは、少しの勇気と開き直りかもしれない。
前に進み出す勇気を持つ人、改善を重ねられる柔らかさがある人は、何歳になっても若い。
心が若い人ほど、何歳になっても人生を謳歌できる。
あなたが変わる準備は、もうあなたの中で整っているにちがいない。