解離性同一障害とSNS/異性のソウルメイトがいなくても、たましいは統合する...スピリチュアル・リアル
本年も大変お世話になり、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
2022年は何かと慌ただしく、主にTwitterの方で投稿していました。温かなリアクションにいつも歓喜しています。
ここから下は、いつものヘビーなやつです(笑)必要なかただけどうぞ。
解離性同一障害(多重人格),当事者だった私の感覚
これまでも幾度か綴ってまいりましたが、私は長い間、解離性同一障害の症状と共にありました。現在は回復していますが、過去には医療とも繋がり、1年ほど臨床心理士によるカウンセリングを受けていました。
解離性同一障害とはいわゆる多重人格のことですが、実は私自身、昔からテレビなどで多重人格の話を見聞きすると「どうせ本人が演じてるんでしょう」と丸っ切り疑っていました。
では当の私の、分かれてしまった人格に関する認識(病識)はどうだったのかというと、多重人格であるという自覚こそありませんでしたが、先の不安は強く持っていました。「自分は2つのモードを持っている。『親の前の私』と、『その他の私』だ。でも大人になったら、『親の前の私』はどうなるのだろう」「まさか自分が親くらいの年齢になっても、このままという訳ではないだろう。何とかして家から出なくては」と。
肝心の「人格を使い分けていたのか、意図せずそうなっていたのか」ですが、その間くらいかも知れません。どう言い表せばいいのか・・・「別人格への移行は自動的。これが私にとっての日常であり、もうどうしようもないところまで来ている。止めることは精神的に耐えられない」といった感じでしょうか。
何に「耐えられない」か、それは怒りや悲しみではなく、恐ろしい程の羞恥心です。性的虐待を受けたことのある人の中には、もしかしたら私の様な症状をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。
最初にはっきりと人格を分けた(分かれてしまった)であろうを時期を覚えています。
初潮を迎える11 歳頃です。「ああ、この親と話しても無駄だ」と諦め、意識的に話すことを止めました。元々場面緘黙症ではあったのですが、もっと明確に自らの意志で対話することを止めたのです。全く発声出来ない訳ではなく、ごく最低限のことは機械的に単語で返事をしていました。
ちょうど先日、友人と少しだけブレーカーの話をしましたが、親への諦めによる別人格への移行は、まさにブレーカーが落ちた状態です。限界に達し、バンッと。
ブレーカーの落ちた私は、無表情、無感動です。悲しみや怒りを面に出さない代わり、活き活きとした様子もない。視界は物理的に見えてはいるけれど、光も色どこかぼんやりとしていて、まるで水の中。しかし温かさや冷たさはなく、空気と自分との境目も分からないような、奇妙な空間なのでした。でも、それにより親が放つ各種の刺激をもろに受けることは避けられるのです。後にこれは離人感(離人症)であると知りました。
過去記事やnoteサブアカウントでも少々書いてまいりましたが、私は親や親の知り合いの前では背景になることに徹していました。毎日です。
私は家具みたいなもの。なるべく音を立てず、動きもなく、目立たない様に。極力地味で性的さを感じさせない衣類を着用し、息を殺して暮らしていました。
そんな生活が何年も続いていた訳ですが「親の前の自分と、その他の自分が異なることは誰にでもあることで、私はそれが強く出ていただけだ」とも思っていました。
しかし、家族といるときの様子を偶々友人や彼氏が見たとき、酷く驚かれたのです。「どうしたの?何かあったの?喧嘩した?」と引かれてしまいました。親と不仲であることは最初から伝えていたのですが想像以上だったのでしょう。そういったこともあり、多少の病識はあったのです。
精神を病むほど苦しんでいても、実際問題、人に親のことを上手く説明出来ないのでした。両親の夫婦仲はよいため、親2人対私1人という構図です。彼らは社会的にある程度成功していましたし「言っても無駄。かえって私が頭おかしいと思われる」というのがずうっとあったんですね。ですが家を出れば私も何とかなるという希望を非常に強く持っていましたので、奇妙な嵐の中、じっとチャンスを狙っていました。
そのチャンスを逃さず、体の弱い私でも家を出ることは叶いました。家出をしたのです。あまりいい叶い方ではないけれど、やってよかったと心底思います。
20代の終わりにはツインソウルと出会い、分裂した2つの自己は急速に統合してゆきました。私の脳はみるみる回復・成長し、人との会話も大分普通に出来るようになりました。ツインソウルに関しては、有料マガジンにて綴っています。
最終的には、私は彼との別れを選択しましたが、それでも出逢えて良かったのです。解離や統合については、こちらの記事もございます。
もう大丈夫.解離しなくていいからね.スピリチュアル・リアル,ソウルシスター
先日、私は春姫を「褒める」のではなしに、感動と賞賛を伝えたい一心で、こう言葉をかけました。
「春姫のエアリアルシルク、もう最高だった!春姫にぴったり。堪らない。見ていて倒れそうだった」
「本当?すごく嬉しい。ありがとう、水鏡大好き。倒れそうって感想もらったのは初めてよ。可愛い子。水鏡らしいわ」
と春姫はくすくす笑います。私の方が年上なのに。
「でも昔から疑問なんだけど、歓喜で失神するあれ、本当だと思う?昔の令嬢たちやらが、憧れのスター登場でバタバタ倒れるやつ。ね、あれのことだよね」
「そうそう、イメージ一致してる。あれって、きつくコルセット締めすぎているから気を失いやすいんだっけ」
「何かそういう説もあったね。あと、刺激的な娯楽が少ない時代だったから余計ね。水鏡、その時代だったら倒れていそう。私は倒れもするし、踊って観客をバンバン倒したい気もする」
今度は2人で笑いました。私たちはお互いの気質や性格を知っていて、よく愛で合うのです。勿論、別々の人間なのでずれることも意見が割れることもあるけれど、それでもかなり理解し合えている方だと分かるのです。ここまで通じ合えればもう上出来、勿体無いくらいだと。これも「足るを知る」の1つかも知れません。
私がかつて解離していた頃、メールアドレスを頻繁に変え、SNSを頻回辞めていました。作っては消し、作っては消しの繰り返し。というのも、バラバラの自己がそれぞれ何かを主張したがるため、発信に矛盾やムラが多く嫌になり、やり直したくなるのです。
まだスマホが普及していない時代で、ネットはやらなければやらないでよかったため、ネット仲間からは「ネットに向いてないよ」とアドバイスされることもありました。「それでも発信したい」が私の答えでしたし自分にとって正解でした。
でもあの頃は本当に課題だらけで。特にネグレクトされていたときに担当していた陰の人格(親の前の私〜鬱の私)は、表面的には静かですがネット上の些細なことに敏感で酷く落ち込みやすいのです。また、ネットで個人が特定されること、つまり身バレすることを極端に恐れていました。長期にわたるネグレクトにより脳が危機感を感じやすい状態になっていたのでしょう。
自分がこれからも生きていくことや、安定して暮らしていくことを上手く実感出来ないため、刹那的になりやすいのも困りものでした。こちらの人格が前面に出てくると「死にたい」「生きるの疲れた」なんて口に出してしまうこともありました。
だけど表の人格に戻った時には、それを強く恥じるし、大変困るのです。「私は死恐怖症もあるのだから、死にたいなんてとんでもない。死を願うとしたら、鬱の所為だ。神様、私は死にたくありません!健康で長生きしたいです!こっちが本心です」と、神様にまで弁解していました。
こんなふうにアンビバレントな頃は、不毛な恋愛からも抜け出せないままでした。相手が私を見下すとき、距離を取るか去るかすればいいのに、それも出来ず留まり、私の中の2つの人格が協力し、私をかばうような発言をしていました。
誰も助けてはくれないから、私が私を助けるしかない。その形が歪んで出ていたのかもしれません。
「友達は、こう言ってくれたよ」
その友達というのは、もう一人の私・・・。
親にも愛されなかった私は、「どんなときも味方でいてくれる人」や「帰る場所」が無いから、分裂した人格同士で励まし合っていたのでしょう。上等とは言えない手段です。
私はとことん寂しい人なのか。しかし実際の女友達の愛も忘れてはなりません。
お弁当がずっとなかった私に、毎日のようにヘルシーなおかずを分けてくれた子。彼女がいなかったら栄養障害になっていたかもしれません。友人とそのお母さんが心配し、家庭料理をタッパーに入れて分けてくれたこともありました。
まだ学生で、私も親友も実家暮らしだった頃、なんとベランダにこっそり居させてくれたこともありました(親御さんが寝静まってから、お風呂と布団を貸してくれた)。
そりゃあ、友人たちも彼氏ができたらのろけ話にもなるし、イベントも恋人優先になる。そこで疎遠になってしまったのは私の器が小さくて壊れていたのに加え、お金も体力も残り0に限りなく近く、悪いときはマイナスだったので友達付き合いが出来なくなったから。
でも今、私も春姫もそこそこ幸せで、私たちはお互いを讃えあうことが出来ている・・・。
「ねぇ、水鏡ってさ。私の褒めて欲しいところを褒めてくれることがよくあるのよ。もうね、『よく分かってらっしゃる!』って感じ」
くすくす。
「あっ、ふざけてるんじゃなくてね、本当に幸せなの。私が普段周りから言われる、ハーフっぽいとかエロいとか、そういうのもまあありがたいのではあるけど、もっと見て欲しいところは、センスだったりする訳よ。なんてね。SNSや動画配信で、自分で自分の見所を説明するのも何だかあれなので。水鏡が自然とやってくれてるのはすごいことなのよ。都合がいいっていう意味じゃなくてね。私たちきっとたましいが同郷のソウルシスターなんだわ」
「ソウルシスター!畏れ多いけど、嬉しい。春姫は私に甘いからね。でもいつも私の成したいことが伝わっているというか。そこが幸せ。それに春姫の褒め言葉のセンスのよさよ!」
春姫は「そう、そこよ!」と笑いました。
あのね、春姫がいるから、もう私は別人格から必死にかばってもらわなくても大丈夫なの。そりゃあ、帰る家を創れたのは夫のお陰だったけれど。ね、春姫が届けてくれる言葉は、もう一人の私以上のものだったんだ。
(いつも温かく交流してくださる皆様への敬愛を。そしてこっそりでもお読みいただき、役立ててくださっている方々へ感謝と祈りを込めて)
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