読んだ本(2024年9月上旬)
9月10日までの読了本。
なぜか読んだ本とこの記事の文字数が増えているので9月は三分割。
盆休みあたりからレーエンデ国物語を連続で読んでいて長いのが多いとしんどいので、時々青空文庫の短い名作を挟みつつ読む。
吾輩ハ猫デアル / 夏目漱石
青空文庫から。娘のスポーツの練習の迎えにいったらなかなか終わらず読み始めた。別に漱石に傾倒しているわけではないが名作には一通り目を通しておきたいので短いものは隙間で読んでいっている感じ。
青空文庫版(というか底本)は漢字の使い方が昔の書き方で判りづらい。最近の文字使いで書かれたものをもう一度読めたらと感じた。
追記)
漢字・仮名遣いの直っているものもダウンロード済だった。いろいろダウンロードしてライブラリがぐちゃぐちゃになっているので見つからなかった模様。こちらは長い。
新版 財務3表一体理解法 / 國貞克則
会社の研修課題図書その3。財務諸表の見方の本。
会計の専門書読むよりは読みやすいんだろうけど、結局本質的に自分は会計に興味がない(通常必要としてないからとも言えるが)のであまり頭には入ってこない。
鼻 / 芥川龍之介
青空文庫から。
ストーリーは大体知っていたが、おそらく芥川龍之介の本ではなく今昔物語の方を読んでたのだと思う。と言っても自分の高校時代は「マンガでわかる古文」見たいな本があり主要なところは解説してくれるような国語系苦手な人向けの本があって、理系で国語嫌いな自分はそれで読んでいた。
スマホにダウンロードしていたのだが、読みたくて読んだのではなく腹の調子が悪くトイレにこもっている時に読了。
天使の跳躍 / 七月隆文
図書館で発注がかかっている間に予約を入れ、導入されて早々に借りた。
おじさん(木村一基九段)がモデルになっているというのは情報があったので、事実に近い内容かなと思ったらそうではない感じのストーリー展開。(ネタバレ嫌な人もいると思うので核心は書かないが)
ただし主要人物のプロフィールや細かいエピソードはどこかで聞いたような話が割と沢山盛り込まれている。弟子は佐々木大地で友人は藤井猛で、羽生っぽい人やら渡辺明っぽい人やら天彦っぽい人やらいっぱいでてくる。当然藤井聡太っぽい王者も。
会社の検診の二次検診で専門科がある病院で検査している時の待ち時間にほぼ読んだ。
レーエンデ国物語 夜明け前 / 多崎礼
既刊最新巻にようやく追いついた。
今までの話の中でこれが一番好きかな。レオナルドとルクレツィアのお互いを信じながらも違う道を行く姿が対照的で面白い。特にルクレツィアの冷静なところと狂っていくところの対比がなんともいえない。
また、この世界の謎解きもある程度すすむので読んでいてすっきりする。
最後に革命まで17年空くようなことを書いているが、次巻は17年後の世界ということで間違いないのかな?
レーエンデの歩き方/多崎礼
地図と年表と人物紹介はよくあるファンブックだが、作者のインタビューも掲載されているので物語を作った背景なども説明されている。インタビュー中に銀英伝が好きだった話が載っていた。ブクログの感想に銀英伝っぽい後世からの説明でほにゃらら、とか書いた気がするが気のせいではなく作者が田中芳樹から影響を受けたようだ。
漫画版の話が進行しているらしいので、でたら読まねば。(ユリアが小説の紹介絵とは大分違い違和感あるけど)
漫画を含めた今年100冊目の本。
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