短歌連作「激しく死ぬけもの」 10首
詩ではない信号である繰り返すもう詩ではない心臓である
遠い夏 綾波レイにふれたいと駆け巡る夏 ほんとうはまだ
QUITの脱けたループの反復で倫理は音へ解体されて
もう彼が「拒絶の矢を」と歌っても聞き飽きていてよく聞こえない
飴色のフィルムに在らぬ畑には論理回路でCALLできない
ペンギンという語の像と目の前に直立しているペンギンの差異
本当に失格である人間は記述されないただただ闇の
静脈を左へ行けば天使様を惨殺している僕もいたはず
ひまわりを讃える声が許せない自分を否定されてるようで
雨が降る街で激しく死ぬけもの緩やかに死ぬけもの ダンスを
いいなと思ったら応援しよう!
いつもありがとうございます。
スキやコメントなども残して頂けると喜びまーす。
Twitterにもよくいる模様 → https://twitter.com/sora_haru_ki