短歌連作「西暦も終盤となり」 7首
入口と出口は自分で決めなけりゃ囚われていく騒がしい街
西暦も終盤となり世界地図を描く夢をみることは出来ない
説明をする気はないよ八百屋まで銀行強盗しに行く奴に
実によく似ている孤独と疲労とは 路上の灯のすべてが遠い
国王も夜が来たれば独房に戻る 囁く影と向き合う
俯瞰する眼などは持たぬ一角獣は突進のみを規範と信ず
東京駅の出口をさがすまだ聞いていない言葉がトビラをひらく
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