短歌連作「ミンナデキメタ」 9首
「読書です」そう答えたらつぎの句に東野圭吾が出てくる遠さ
言葉につまるのでなく貴方との世界の裂け目につまずいてます
「ふつう」との距離の分だけ翻訳が必要である日→日
教室という回転がはやくなる木曜はやくなるはやくなる
(賛成じゃなく)反対の人は手を挙げろとクラス委員は言った
パーティがマイノリティを射るための正義の呪文「ミンナデキメタ」
協調性なければ罪になるけれど独創性はなくても無罪
文化祭終わりのホームルームにて委員が泣いた 幕は降りない
傘立てにそれぞれの傘立っている それぞれの雲から雨はふる
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