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Haruki-UC
2020年7月4日 17:26
歩を止めた走者の頬の一滴が為した川へと流す灯籠剥き出しの傷だけに咲く青い花だけに安らぐ手負いの小鳥サーモグラフィーが君の温度を35.9℃(ごどくぶ)と告げてはじまる僕たちの夏一本の口紅くらいではじけ飛ぶ一貫校のきれいな廊下おんな泣く「男子うたって」全員の前できっちり五滴をおとす人の為と書いては偽とした部室 おもい描けばセピアの写真放課後の上履きワルツは全滅しダイヤ厳守の軍靴