整形前夜
ここ数日で会った人たちがポケットやかばんに持ち歩いてて見せてくれた文庫本、なぜかみんな同じ作家さんのエッセイで。
穂村弘さん。
気になって図書館で探す。
「整形前夜」を手に取る。
(友達が「整形したの!」と見せてくれて、私も年末ばれないうちに整形しようかなあ、と思っていたところだったから。でも整形するのは生きる上で優先度高くないからいいや、と思い、そのままにしている)
ページをめくる、見開きからするする言葉が入ってくる。
ほんのささいな言動のひとつでも、ほむらさんのフィルターを通して丁寧に受け取って、言葉にする。
言葉について考える、言葉を選ぶことを考える。
これからの未来、ないはずの世界を想像してみる。
なんとなく周りの人に流されたまま
人と目を合わせないように過ごすようになってしまった私にとって、「きちんと周りを見ていいんだよ」と言われている気がした。
"生きる"ための言葉、"生き延びる"ための言葉。