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カリフォルニアで運転免許を取得!③Behind the wheel driving test編

Instruction Permitの受領編からだいぶ間が空いてしまいました…!
ここまでの流れはこちらから👇

実はしばらく前に免許の取得は完了しています。
今回は一番の山場、運転実技試験について体験談を書いていこうと思います。


実技試験、実は2回落ちました

わたし、運転実技試験は2回落ちています。3度目の正直、最後のチャンスで何とかパスしましたが、もう少しで筆記試験からやり直しになるところでした。

試験を受けるまでの練習や、2回も落ちた理由、最後にパスしたポイントはぜひ続きをご覧ください。


わたしの運転歴とアメリカでの運転練習について

まず、わたしの運転歴はこんな感じ。

・車必須の地域出身、地元では日常的に運転
・3年程仕事でも毎日のように運転していた時期あり
・渡米前の約5年間は車が必要ない地域に住んでいたためほぼ運転なし
・アメリカでの運転経験はなし

まとめると、「直近しばらく運転していなかったものの、少し練習すれば感覚が戻るはず」という感じでした。

そのため実技試験前の実施事項(上から優先順)と対応策を以下のように考えました。

アメリカの交通ルールを覚える(大体は筆記試験で把握済み)
 →ハンドブックを読み込む
 →Driving testのYoutubeを見る(おすすめの動画はこちら
左ハンドルと右側通行に慣れる
運転感覚を取り戻す
 →車を持っている友人に練習に付き合ってもらう(合計1~2時間程度)

練習に付き合ってもらった友人にも「運転上手だね、大丈夫受かるよ!」と言ってもらったので、初回試験の時点では1時間程度しか練習していなかったと思います。練習は、15分ほど右左折、車線変更などの指示を出してもらいながら軽く運転し、その後実際のテストルートの1つを走行、Pull overを数回練習しました。


2回落ちた理由は?

単刀直入に言うと、2回ともCritical Error、一発アウトの失敗で落ちています。1度目は運転速度が遅すぎる、2度目は危険運転(内容は後述)でした。

1度目の理由はシンプルですが、ミスをしないようにと慎重になりすぎてかなりゆっくり運転になってしまいました。試験官にもよるのですが、制限速度マイナス5mi以下だと遅すぎると判断される可能性があります。

スピードの出しすぎで一発アウトならまだしも、遅すぎでも一発アウトなの?!と正直かなり悔しかったのですが、ロサンゼルスの交通状況を鑑みると遅すぎるのも危ないのかもしれないですね。


2度目の試験時、危険運転については、たしかに試験中やらかした…と思いました。が、これも一発アウトだとは。減点かなと思っていたので不合格と言われてかなり落ち込みました。

カリフォルニアでは左折の際、一番近い車線(中心線寄り/進行方向左端の車線)に入るのが基本とハンドブックに明記されています。右折の時は一番右端の車線に入ります。対向車同士が右左折してぶつからないようにということですね。

さてわたしの試験での失敗ですが、左折時に中心線の位置を上手く把握できず、右側車線に入ってしまいそうになりました。そこでわたし、右側車線に入ったらダメだと強く思いすぎてしまい、まだぎりぎりインターセクション内だし修正できるかなと左車線にちょっと無理やり入ったんですね。それが危険運転(シグナル無しでの急な車線変更)ということで一発アウトでした。

じゃあどうすれば良かったのか?そのまま右車線に入っていたらどうだった?と思い、試験官に確認してみましたが、左端車線に入るのが難しい場合は、右側の車線に入ることはNGではないそうです。つまり今回の場合は修正せずにそのまま右車線に入るのがベターでした。

ということで2回も一発アウトで落ちてしまいました。運転はそこそこ自信があったのでショックで寝込むところでした。

ちなみに(弁解すると)Critical Errorの時点で試験は終わりなので参考程度なのですが、Critical Error以外の減点はほとんどなく、全体感としての運転自体は最初からあまり問題なかったみたいです。

また、補足ですが、試験官については1回目の試験官はゆっくりはっきりとした英語で、かつ指をさしながら指示を出してくれたためとても分かりやすかったです。2回目の試験官は、わたしにとっては英語が聞き取りにくく、また試験官自身も指示を言い直すことがあり少し難しかったですが、指示を復唱しながら受け、迷ったら「この道を左折であってる?」など聞き返しても問題ありませんでした。(ただし、「ここか次の信号かどっち?」と聞いたら落とされたという話も聞いたことがあります。運要素大きすぎる。)


3回目の運転実技試験

3回目の実技試験ですが、さすがにこれで落ちると筆記試験からやり直しになってしまう、ということで対策をしました。と言ってもたくさん練習したとかではなく、2点のみ。

①試験会場を変更
 →試験に毎度付き添ってくれた友人が、別のDMVのほうがルートがシンプルだし試験官も優しいと思うよとアドバイスをくれたので変更しました。
②試験当日、予約時間より早めにDMVへ行き、ルートを2回走る
 →変更後のDMVはルートがほぼ1種類(最初だけ違って後半は共通)だったので、これを1週ずつしました。

わたしが先に2回受けていたDMVのほうが試験管が優しい、比較的道が広く人も少ないので走りやすいと評判を聞いていたのですが、ルートは何種類もあるようで事前に覚えておくことはできませんでした。また広い道が多い分制限速度が比較的早く、慎重派のわたしにとっては合っていなかったかもしれません。

変更後のDMVのルートは25マイル制限のところが多く、スピードを出さなきゃ!という焦りがなかったので運転しやすかったです。またルートがほぼ1種類ということで、事前に右左折の場所や、制限速度を把握しておけたのも落ち着いて試験に臨むことができたポイントです。

どんなルートが運転しやすいかは人によると思うので、自分に合ったDMVを選ぶと良いかと思います。わたしが受験したDMVを知りたい方はコメントかインスタグラムからご連絡ください☺

結果として、3回目の試験はエラー7回で合格でした!(エラー15回までは合格です。)試験官の方にも「とっても安全運転で上手だったよ!」と言っていただけました。


気を付けたポイント

最後に、全体通して運転時に気を付けていたポイントを挙げておきます。
※正確な情報は前述のハンドブックをご確認ください。

・右左折、車線変更前の後方確認は、バックミラー、サイドミラー、目視の3点しっかり確認
・右折前は右側になるべく寄せ、バイクレーンがある場合はバイクレーンまで入る
・青信号での左折時、自分の前に対向車を待っている車がいる場合は停止線で待つ(交差点内に入らない)
・運転速度は制限速度~マイナス5mi程度
・一時停止はしっかり3秒停車
・赤信号での右折時は停止線で一時停止、横断歩道を過ぎたあたりでも軽く停止して安全確認
・ALLWAY STOPで一時停止後、進み始めたら無駄に止まらない
・止まらなくていいところで一時停止しない(信号がない右折など)


最後に

アメリカでの運転はハンドル位置も車線も違って戸惑う方が多いと思います。また、カリフォルニアは運転が荒い人も多いですし、本当にすぐにクラクションを鳴らされるので焦ってしまうかもしれません。

みんなクラクション鳴らしすぎなので、わたしはもはや自分が鳴らされているのかどこで鳴っているのかわからないから気にしない。鳴らされた!とわかった時は、なるほど今行っていいってことなんだ!と気楽に運転しています。自由に運転できるようになってからは週末のお出かけの幅がぐっと広がりました。

慣れるまでは緊張しますが、焦らず気楽にいきましょう☺

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