シンプルなメッセージが心に刺さる文章本:『読みたいことを、書けばいい。』
とんでもない良書を発見!
それが『読みたいことを、書けばいい。』です。
自分の文章をみなおしたいと思い手に取りましたが、参考になる点ばかり。
著者のウィットにとんだ語り口もクセになります。(著者は電通の元コピーライターの方です。)
書くことについて悩んでいる方、とくにブログやエッセイを書きたいと考えている方にとって、本書は新たな気づきをもたらしてくれるはず!
今回は、本書から学んだ3つの視点をご紹介。
1. 何を書くのか?それはエッセイ
本書では、インターネット上で読まれている文章の9割が「エッセイ」であると説いています。
そしてエッセイの定義は、「事象と心象が交わるところに生まれる文章」。
事象とは、見聞きしたことや知ったことなど、世の中のあらゆる物のこと。
そして心象とは、事象に触れて心が動き、感じたことや考えたこと。
つまり、世の中のありとあらゆることを題材にできます。
著者は、エッセイを書く上で大切なのは、事象(見たこと、聞いたことなど)と心象(感じたこと、考えたこと)の両方を大切にすることだと強調しています。
事象だけを羅列した文章は単なる情報提供になりがち。
心象ばかりが先行した文章は主観的すぎて共感を得にくいことがあります。
(ちなみに、事象よりのものを書く人がジャーナリストや研究者。心象よりのもの書く人は小説家や詩人です。)
2. 誰に書くのか?それは自分
本書のタイトルにもあるように、著者は「誰かに読ませよう」という意識よりも、「自分が読みたいことを書く」ことが大切だと主張。
つまり、特定の読者を意識するのではなく、自分が興味のあること、知りたいことを自由に書けば良いのです。
もちろん、まったく読者を意識せずに書くのは現実的ではありません。
しかし、あくまで出発点は「自分が書きたいこと」であるべきです。
読者の反応を気にしすぎて、自分の個性を失ってしまうのは本末転倒です。
3. どう書くのか?それは調べてから
著者は、物書きの仕事は99%が「調べること」であると説いています。
良い例としてNHKスペシャルが挙げられています。
なぜかというと、事実を積み重ねることで、視聴者が自ら考え、視聴者を主役にすることができるから。
文章もおなじで、事実を積み重ねることで、読者を主役にすることができます。
それでは、いったいどうやって調べるか?
その答えは、図書館を活用することです。
図書館にあるさまざな資料を調べることで、自分の知らない世界に触れることができ、書くネタも豊富になります。
そして調べるなかで見つけた「感動ポイント」を中心にすることで、オリジナルのエッセイを書くことができます。
まとめ
『読みたいことを、書けばいい。』は、書くことについて悩んでいる人にとって、最適な一冊。
とくに、ブログやエッセイを書きたいと考えている人にとっては、具体的なヒントが満載です。
本書で学んだことをまとめると、以下のようになります。
・エッセイを書くためには、事象と心象のバランスが大切
・「誰に書くか」よりも「自分が知りたいこと」を重視
・書くためには徹底的に調べる必要がある
本書を読んで実行にうつせばきっと、自分の言葉で自由に書くことができるようになるはず!
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