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強烈な読書体験で人生をアツく生きるヒント:『読書という荒野』見城徹

先日、幻冬舎社長・見城徹(けんじょう とおる)さんの『読書という荒野』を読みました。

とにかく熱量がハンパじゃありません!

たんなる読書論を超えた、自叙も織り交ぜた魂のビジネス書。

本書では、見城さんが膨大な読書体験を通して培ってきた、独自の思想や哲学が力強く語られています。

今回は、本書で学んだ3つの視点をご紹介します。


言葉とは?

見城氏にとって「言葉」とは、単なるコミュニケーションツールではなく、その人の生き方そのものであると説かれます。

人生で培ってきた経験や価値観が言葉に表れ、それがまた自身の生き方をも形作っていくという考え方は、非常に示唆に富んでいます。

とくに印象的だったのは、「編集者という病」という言葉。(このタイトルで別の本にもなっています)

「編集者という病」とは「人に会うときは、つねに刺激的で新しい発見のある話、相手を惹き込むような話をしなければいけない」という編集者としての戒めで、これが見城さんの言葉に鋭さや深みを与えていると感じました。

民主主義国家を揺るがす3つの要素

本書では、民主主義国家にとって都合の悪い、支配を揺るがす3つの要素が紹介されています。

それはズバリ変態性癖、非定住者、暴力の3つ。

これらを描いた作家と作品は以下となります。

・変態性癖:『花と蛇』団鬼六
・非定住者:『麻雀放浪記』阿佐田哲也
・暴力:『野獣死すべし』、『汚れた英雄』大薮春彦

これらの要素を扱った作品は、既存の価値観に囚われず、自由な発想で社会を捉えるヒントを与えてくれるはず!

どれも読んだことがない作品だったので、これから読み、頭を柔軟にしたいと思います。

売れるコンテンツの条件

見城さんは、売れるコンテンツには以下の4つの条件があると述べています。

・オリジナリティーがあること
・極端であること
・明確であること
・癒着があること

たとえば「公文式」は、オリジナリティの高い学習方法と、徹底した反復練習という極端な方法で成功を収めた例として挙げられています。

そして見城さんは、「努力は、圧倒的になってはじめて意味がある」と力強く語ります。

圧倒的努力とは、人々が寝ている時に眠らないこと、休んでいる時に休まないこと、そして膨大な仕事を一つ一つ片付けていくことを指しています。

まとめ

「正確な言葉がなければ、深い思考はできない。深い思考がなければ、人生は動かない。」(p.236)

読書という荒野』は、読書を通して人生を豊かに生きることの重要性を改めて教えてくれます。

本書で語られる見城さんの言葉自体が極端であるため、好みが分かれるかと思います。

しかし人によっては、自分ももっと熱く、充実した人生を送りたいと思わずにはいられないはず。

ぜひ、見城氏の熱意あふれる言葉に触れてみてください。


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