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ググる前に試すとたのしい!天才的なアイデアを生み出す「妄想力」とは?

個人出版する本のアイディアが足りていません...

もっと発想力を鍛えなければ!

そこで手に取ったのが『面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない』という本。

本書は、かつてNHKでツイッターの中の人として活躍し、作家としても活動するクリエーターが、自身の経験をもとに、独創的なアイデアを生み出すためのヒントを提示しています。

インターネットで簡単に情報収集できるようになった現代。

検索エンジンに頼りすぎるあまり、自分自身の頭で考えることを忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか。

本書では、検索する前に「妄想」という遊びを行うことを提案しています。

妄想をとおして得られるイメージは、検索では決して見つけることのできない、オリジナリティあふれるアイデアの源泉。

今回は、本書から学んだ妄想についての3つの視点をご紹介します。


1. 心構え:楽しむことと書き出すこと

妄想を効果的に行うためには、まず心構えが大切です。

本書では、誰かに認められたいという気持ちを手放し、純粋に楽しむことをすすめています。

まるで子供のように、ごっこ遊びをするような感覚で妄想の世界に飛び込んでみましょう。

しかし、妄想はただ漠然とイメージするだけでは、具体的なアイデアには繋がりません。

言葉や絵など、具体的な形として紙に書き出すことで、ぼんやりとしたイメージを明確にし、アイデアの種へと昇華させることができるのです。

2. 擬人化する

本書では、あらゆるものを擬人化することで、発想を広げる方法が紹介されています。

たとえば、原油を擬人化して「おれ原油、みんな俺を欲しがるんだぜ!」と表現することで、原油の価格変動という難しいテーマを、より身近で面白いものにできるでしょう。

ここでのコツは、一つの対象だけでなく、複数の対象を同時に擬人化してみること。

原油の例だと、たとえばタンカーとか、国とかを擬人化します。

そうすることで、擬人化されたもの同士の会話が、あらたな妄想を生み出します。

3. 自分フォーマットをもつ

自分フォーマットとは、、アイデアが思いつかない時でも、自動的に妄想が広がっていくというフレームワークのこと。

一つの例が「順番や因果関係を逆転させる」こと。

たとえば、「犬は動物である」という当たり前の事実を逆転させ、「動物は犬である」と考えると、そこから新たな視点が生まれるかもしれません。

さらには、「動物でなければ犬ではない」や、「犬でなければ動物ではない」と発想をひろげます。

ここで妄想力を働かせ「もしも『犬でなければ動物でない』が必ず成立する世界があったとしたら、犬以外の生き物は一体何なのか?」を考えます。

このような一見矛盾しているような発想から、独創的なアイデアが生まれることがあります。

この「順番や因果関係を逆転させる」という自分フォーマット以外にも、「学校の教科にあてはめると?」を考えるものも紹介されています。

たとえば、「犬」がテーマなら、以下のように発想をひろげることができます。

国語:シートン動物記
算数:足としっぽの風を使った計算問題
社会:介助犬の話題
体育:ドッグショー

まとめ

面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない』は、たんなるアイデアの出し方だけでなく、「妄想」という行為そのものを楽しむことの大切さを教えてくれます。

読者は、本書で紹介されているさまざまなテクニックを参考にしながら、自分自身の「妄想力」を鍛え、創造性を高めていくことができるでしょう。

「妄想」は、たんなる時間のムダづかいではなく、創造性の源泉となる可能性を秘めています。

本書で紹介されているテクニックを参考に、ぜひ妄想の世界に飛び込んでみてください。

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