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養生訓 巻第八 養老 鳳凰堂流解釈⑫


原文を現代文に改変

天氣和暖の日は、園圃(えんほ)に出で高き所に上り、心をひろく遊ばしめ、鬱滞を開くべし。

時々花木を愛し、遊賞せしめて、其意を快くすべし。されども老人みずからは、園囿(えんゆう)花木に心を用い過ごして、心を勞すべからず。

鳳凰堂流意訳

天氣が良く温かい日は、公園や田んぼへ行き、高い所に上り、心緩やかにふわっとした気持ちで鬱滞を開くのが良い。

時々花木を愛し、鑑賞して、意識を快活にするのも良い。

しかし老人自身は公園や田んぼで花木の事に心を使いすぎ、過去の悪いことまで思い出すような心を使いすぎないようにする方が良い。

鳳凰堂流解釈

過去は歩いてきた道

良いことは振り返り、悪いことは変える為の指標。

今をより良くする事で未来に繋がりますが、今をより良くする為の行動は高齢者には上記のような方法を取りましょうと言っています。

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