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  • 音楽が聴きたくて Amazon で出版した

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PCR 検査抑制論とSNS における疑似科学 -- 日本教育工学会 2023年春季全国大会で発表しました

発表資料です

    • 東京五輪報道におけるメディアリテラシーについて -- 日本教育工学会 2022年春季全国大会で発表しました

      発表資料です

      • 「ルポ ネットリンチで人生を壊された人たち」(ジョン・ロンソン 夏目大 訳)を読んで

        SNSなどで不用意な発言をしたことから、いわゆる炎上するケースが後を絶ちません。タイトルから、この本はそのような炎上ケースを集めたものかと思いました。しかし読んでみるとこの本はそのような単純な内容ではなく、「なぜ炎上が起こるのか」「そもそも炎上するとはどういうことか」「炎上を収めるにはどうしたら良いのか」など、ネット炎上の本質を深く考察したものでした。2021年7月に起きたミュージシャン小山田圭吾さんに関する炎上事件に興味がある人なら読んでおいて損はない本だと思いましたので紹

        • 拙著「コーネリアス炎上事件とは何だったのか: メディアリテラシーが試されるとき」のサポート

          先日Amazonにて上記の本を出版しました。多くの方に読んでいただき感謝いたします。しかしながら本来あってはならないことなのですが、初版に間違いを発見いたしました。すでに訂正を加えておりますが、初版をご購入いただいた皆様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。 今後は誤りを見つけた場合、即時性のある note にてお知らせすることに致します。 (2021年10月25日訂正)日刊スポーツの記事にて QJ を引用している記事を発見しましたので「第4章 マスコミの反応」の日

        • PCR 検査抑制論とSNS における疑似科学 -- 日本教育工学会 2023年春季全国大会で発表しました

        • 東京五輪報道におけるメディアリテラシーについて -- 日本教育工学会 2022年春季全国大会で発表しました

        • 「ルポ ネットリンチで人生を壊された人たち」(ジョン・ロンソン 夏目大 訳)を読んで

        • 拙著「コーネリアス炎上事件とは何だったのか: メディアリテラシーが試されるとき」のサポート

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        記事

          岩田さんの「リスク・コミュニケーション」入門を読んで(続き)

          リスク・コミュニケーションとは「相互作用の過程」ということでした。つまり単なる「危険性を伝えるコミュニケーションの技法」ではありません。それはコミュニケーションの送り手や受け手が置かれた立場や背景も含む、幅広い概念だと思われます。そのような通常のリスク・コミュニケーションとは別に、岩田さんの本に書かれている「リスク・コミュニケーション」とはどんなものかを知るため、第1章を読んでいきます。読んでいって特に気になったところを指摘してみます。 実際に災害が起きているとき、危機が間

          岩田さんの「リスク・コミュニケーション」入門を読んで(続き)

          「感染症パニック」を防げ!リスク・コミュニケーション入門(岩田健太郎氏)を読んで

          「感染症パニック」とはなんだろう 映画「アウトブレイク」(1995)にこんなシーンがありました。非常に強い感染力をもつウイルス感染症が人口2600人程の小さな町シーダー・クリークで発生します。原因はアフリカから密輸された猿が持っていたウイルスでしたが、これに感染した人が次々と死んでいきます。感染が広がるのを防ぐために軍が町を封鎖したところ、パニックを起こした群衆が素手(!)で銃火器フル装備の軍人や装甲車に襲いかかります。住人の中には封鎖をマイカーで突破し、さらには猟銃で軍の

          「感染症パニック」を防げ!リスク・コミュニケーション入門(岩田健太郎氏)を読んで