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秋の柿仕事

今年の秋は初めて「梅仕事」ならぬ「柿仕事」をすることにしました。

さて、柿自体は秋になってからはよく口にしていて、そのまま食べるだけでなく、白和えにしたりバター焼きにしたりとお料理にも活用しています。

柿の白和え

ただこうしたそのまま食べられる柿はいわゆる「甘柿」で、「渋柿」ではありません。渋柿は生で食べると、その名の通り、渋すぎて口が曲がりそうになりますよね。

そんな渋柿を活用した食材と言えば、「干し柿」です。
あの独特のコク深い甘さはおやつにももちろんですが、酢の物サラダにもぴったり。そんな干し柿を今年は自宅で作ろうではないか!!

と意気込んでいたというよりも、島のおっちゃんが大量に渋柿をくれたので、せっかくならトライしようというのが今回のお話。

もらった渋柿。大小さまざまなサイズがあります。おっちゃんの柿の木は今年「当たり年」だったらしく、大量の実をつけたそうです。
というわけでまずは皮むき
映っているのは10月中頃から来てくれている大学生のヘルパーさん。昨年お客様として遊びに来てくれていました。
おしゃべりしながらひたすらに皮むき。もし一人でやってたら気が滅入りそうです。
途中私は皮むきを抜け出して、干場の確保へ。縁側の軒下に縄を通して、そのへんで切った竹をセッティング。
皮がむけたら滅菌のために、軽く10秒ほど煮沸。おっちゃん曰く、ヘタの周りがカビやすいらしく、ヘタの周りを重点的に熱します。最近はアルコール消毒(=人の手にも使えるようなもの)を行うというのもカビ対策として有効なようです。
煮沸後、軸に紐を結びます。おそらく麻縄などを使えばもっと風情が出るとは思いますが、麻縄が湿ってかびるかもしれないので、今回はビニールひもで。
湯上り美人になりました。あら、かわいい。
心なしか熱する前より発色が明るくなったような。
あとはつるすだけ。写真では伝わりにくいですが、夜に柿を見上げるのもこれまた一興
というわけで、お昼。軒下に柿があるというのは非常にほんわかした気分になりますね。赤いのは唐辛子・香川本鷹を乾燥させています。

あとはカビないことを祈りながら、2週間~1か月ほど待ってみようと思います。といいながら、実はまだ20個以上仕込まねばなりません・・・(笑)

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柿の皮を天日干し。

余った皮は干すと、お砂糖がわりに使えるそうなので、これも試してみようと思っています。粉末したり、刻んだりと色々と使い方があるそうですが、いかほどのものか。
少しかじってみると、ほんのり柔らかい甘さなので、白和え胡麻和えなどに使うとよさげな気がしています。

さて柿は緑茶などで有名なタンニンビタミンAが豊富で風邪やインフルエンザ予防、すなわち免疫力アップに効果があるそうな。「柿が赤くなると医者が青くなる」(=柿を食べれれば、医者いらずで医者の商売が成り立たなくなる)とはこれまた言い得て妙。
またコラーゲンの生成に必要なビタミンCがミカンより多いことから、美容や体作りの食べたい一品です。

ぜひ秋の味覚、皆様も食べてみてくださいね!

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〜後日追記〜

2週間ほどが経過した段階


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