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【学童保育の現場から】〜黙っている方がむしろ、おっかない。〜
この頃、学童で暴れる子どもが少なくなった気がする。
コロナのせいで出席率が下がって、子どもとこどもの接触が少なくなったせいもあるだろうが、どうも、気持ちを押し込んでいるような気配を感じてしまう。なんだろう、まるで大人の諦めのような、言っても始まらないという気持ちを発散しているような。
そこにマスクが関係していることは、疑いないように思える。わたしはマスクの無意味、飛沫感染を防ぐという点から言っ
【学童保育の現場から 〜創介くんの思い出〜】
わたしが学童保育指導員を始めて真っ先に名前を覚えた子に、創介くんがいる。
どうしてだったかは、思い出せない。目立った感じがするわけでもなく、悪ガキぶりを発揮して手こずらせるというタイプでもなかった。強いていえば口がすこし達者だったかもしれない。2年生にしては理屈っぽいというか、言い返しかたが、なんともフルっていて、それをわたしが面白がっていたという向きはあったかもしれない。たとえば……
「そう
【学童保育の現場から〜叱るということ〜】
学童保育の先生をしていると、毎日いろいろなことが起きる。正直、手を焼くことが多い。なので声を荒げることもしょっちゅう。とってもじゃ無いけど、お上品には居られない。
でも、そんな大声で、ときにカミナリ声で、叱りつけたあと。
他でもない自分が、誰よりもキツく、叱られたようで。
ああ、あのときに俺を叱った、あるいは怒鳴りつけた先生は。
その後どんな気分を、味わったんだろう、ねぇ、せんせー、実際の