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ママってなんだ?家族ってなんだ?

こんにちは!

北イタリアのudine(ウーディネ)で日本語講師(6年目)/言語技術講師(1年目)をしています。 日本人がほとんどいないこの町で、2才の娘に日本語を話してもらいたいと思い、 限られた環境と言語技術を使ってバイリンガル育児に奮闘中のHotakaです。

ダーウィンランゲージアーツスクールの
「ママのためのランゲージアーツ講座」を受講し始めたのは、昨年2021年の秋でした。ベーシックコース、チャレンジコースを受講して、講師養成講座に進みました。

ランゲージアーツってなに?というところから出発し、いまでは自分の言葉で説明できるようになってきている感覚はあります。でももっと分かりやすい伝え方、説明の仕方はあると思っています。というかそれを考え続ける過程こそがランゲージアーツだとも思っています。

とにもかくにも、養成講座を修了して「ママのためのランゲージアーツ講座」担当講師になり、またしてもふと思ってしまいました。


なぜ「ママ」なのか。
というかそもそもママってなんだ?家族ってなんだ?と。


今回はその「ママってなんだ?家族ってなんだ?」
について書きます。

一言で言うと、わたしの答えは
「最小だけど、最強! そして最強にできるのがママ!」です。


どうしてそう思うのかを説明していきたいと思います。


生物学的に「ママ」の定義は明白ですよね。血縁関係。以上。


でも実際、その子の人生に影響を与えるのはむしろ血縁関係だけではなく、育つ環境、関わる人たちに大きく左右されるのも自明の理だと思います。

「愛情」というものも、血縁関係があれば自然と生まれるものかと言わると、そうでもないと思います。一緒に過ごした時間や関係性にも大きく関わってくると思っています。


で、戻りますが。
「ママ」ってなんでしょうか。
そして「家族」ってなんだろう。


考えに考えて、
子どもがこの世に産み落とされてあとに、
その子の「(産みの)ママ」じゃなきゃできないことって特にないなと思ったんです。


いやいや、血のつながりには敵いませんよ。
自分の子どものことは、自分が一番よくわかってます。
という声も聞こえてきそうですが。


でも、考えてみてください。
育児のプロと言われる方々はごまんといるわけで、
そんな方々に育児をお願いしてみたら、今まで知らなかった我が子の一面
が見えた!なんてこと、よく聞きませんか?
そうなると、私は娘のことを一番理解してあげられているかというところに疑問を持たずにはいられないのです。


そうなると「家族」という定義もよくわからなくなってきます。
「家族」ってなんだろう。

だって家族じゃなきゃできないことって。特にないですよね?
(法律関係はもちろん家族じゃないと、ということは往々にしてあると思いますが)

「家族なんだから」とか
「家族らしく」とか
言うけど、そもそも家族ってなんだって思いました。


そして考えた結果。
社会に存在する「最小の生活共同体」である。
というところに落ち着きました。


え?全然特別感なくない?それだけ?!
と思われたかもしれませんが、実際それだけだと思います。


でもね、なんにも特別なことはないんだけど。


とっても有利なことが1つあるんです。
それは「共有する時間が長い」ということ。


「話せる時間が多い」という事なんです。
またまた「それだけ?!」と言われるかもしれませんが、
以前のブログでも書いたように、
この世に一人として同じ人間はいないわけで、
全く同じ人生を歩んでいる人間もいません。


ということは100%同じ考え、価値観を持っている人っていない
という事なんです。


そうすると、分かり合うには言葉を介するしかないんです。
聞いて、話して、読んで、書いて、自分を表現していくしかないんです。

そうランゲージアーツするしかないんです。


でも難点があります。


それは、伝えあい、分かり合おうとするプロセスには
時間がかかるということです。


ということは?!


「家庭はランゲージアーツをするのに最適な環境!」

言い換えると
「最小の生活共同体だけど、共有時間が多いので自分を表現する機会がたくさんあるし、相手を聞く時間もたくさんある!」
という事になります。


そして、
「家族」という意識(深いつながりがあるという意識)もあるから、
話も深めやすい環境なんです。


そしてママ!子どもを長い間見てきたからこそ気付ける、日々の変化
毎日みているからこそ気付ける、旦那さんの変化

それは4技能+1の技術「観察」になります。

見ているからこそ気が付ける、話せる、
そんな環境が家(家族)にはあります。


最小の生活共同体だけど、最強です。
家族がうまく「伝えあい」「話し合い」ができれば、
ランゲージアーツができれば、
育児のプロや夫婦カウンセラーも必要ない
最強な環境ができると思っています。



そして繰り返しになりますが、
その最強にできる存在こそが「ママ」だと確信しています。

「ママのためのランゲージアーツ講座」2022年秋 開講します。
説明会を実施します。

第1回 7月28日(木) 15時~ (イタリア時間 8時)
第2回 8月6日(土) 22時~ (イタリア時間 15時)
第3回 8月22日(月) 22時~ (イタリア時間 15時)

参加ご希望の方は以下のリンクからお申込みください。https://forms.gle/XfwHw4fXBujZ8YSSA


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今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

Grazie mille!
alla prossima! ciao, ciao!





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