不可解な「べからず」連発する公職選挙法をまだ放置しますか?
私が、ここで強く申し上げたいのは、世の中に蔓延する「べからず」を一つ一つ取り除き、生きづらさを解消し、より生きやすい人生を送れるようにすることです。その「べからず」の中でも特に問題と感じるのが、公職選挙法です。
この法律は、インターネットが存在せず、民主主義が十分に浸透していなかった時代に制定された規制を、現代のネット社会にもそのまま適用しているのです。異常な文書の規制、個別訪問禁止など、こんなにも時代にそぐわない法律は他にありません。さらに、それが選挙という民主主義の根幹を担う仕組みに関わるものであることに、驚きを禁じ得ません。
加えて、現行法の制約をかいくぐるような形で、不正なポスターの使用や、演説会の告知を名目としたポスターが横行しているのが現状です。そのような状況の中、兵庫県知事選挙ではSNSを徹底的に活用した現職の候補が当選しました。
それにも関わらず、時代遅れの公職選挙法を墨守し続けるようでは、選挙そのものが別次元の話になってしまうのではないでしょうか。このままで良いのでしょうか。選挙が公正な競争の場ではなく、単なるテクニックの勝負となることに、私は大いに疑問を感じております。