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katakotori
どんな授業にもエピソードゼロは必要です
どんな授業でも、最初はみんな初心者。だから、一番最初の「ゼロから始める」って部分、絶対に必要だと思うんです。
「基礎はわかってるでしょ?」って前提で進んでいくと、私みたいにずっとモヤモヤしたまま。結局、何も理解できないまま終わっちゃうんですよね。
哲学なら「イデアって何?」
法律なら「抵当権って何?」
経済なら「効用って何?」
社会学なら「ゲマインシャフトって何?」
本当に、そんな初歩的なことから聞きたい!って感じなんです。
それをすっ飛ばしてどんどん先へ進まれても、もうついていけない。砂上の楼閣が崩れるように、私の理解もボロボロになっちゃうんです。
以前、塾講師をしていたことがあるんですが、その時は導入部分には特に気を付けていました。
例えば国語なら、
・「論説文」「物語文」「古文」って、それぞれ読解の仕方が違うんだよ。
・「論説文」は、答えが問題文の中に隠れてる。作者の気持ちになって読んでみると、意外と簡単に見つかるかも。
・「物語文」は、登場人物になったつもりで読んでみてね。
・「古文」は、昔の言葉や社会の仕組みが今と違うから、そこを理解することが大事。千年前の話だって、日本人の書いた文章。英語みたいに難しく考えなくていいんだよ。
いきなり本論に入らずに、「ゼロから始める」って教えてくれる先生や教授の授業って、本当にわかりやすかったですね。