能楽、海を越える⑥-2【武田伊左 先生】観光編🇵🇱ポーランドの食べ物
前回の投稿では武田伊左先生に
ポーランド公演についてお話いただきました。
こちらの【観光編】の記事では、
伊左先生にポーランドの食べ物について
お話を伺いました!
私自身は2023年のワルシャワ能楽公演で初めてポーランドに行ったので、恥ずかしながらそれまでポーランドの料理やレストランのことをよく知りせんでした。昨年は鹿島建設様が航空券やお宿の手配から、食事の手配までしてくださったので、毎晩とても楽しく美味しいお食事をいただき色々と教えていただきました。
🇵🇱様々なスープ
色々なポーランド料理をいただいたのですが、毎晩様々な種類のスープをいただいたことがとても印象に残りました。
冬が長く寒いポーランドでは、身体を芯から温めてくれる煮込み料理やスープ料理が有名だそうです。種類もとても豊富です。そのスープの中でも、最もポピュラーなスープが「ジュレック(żurek)」です。
発酵させたライ麦を使った白いスープで、ほんのり酸味のあるまろやかな味がします。各地で見られるこのスープは、数え切れないほどの地域バリエーションがあり、各家庭によって作り方や味が異なるそうです。
私がいただいたものもソーセージやじゃがいも、セロリなどの野菜がたくさん入った美味しいスープでした。
発酵食品を使った家庭の味のスープということから、日本人にとっての味噌汁のようなものだとも言われているそうです。
あとはコンソメのような印象のチキンスープ「ロウスウ(rosół)」や、キノコを煮込んだ「ズパ・グジヴォヴァ(zupa grzybowa)」も美味しかったです。
冷製のビーツスープ「フォドニック(chłodnik)」は見た目のインパクトが強く記憶に残るスープです。見た目の色合いは強烈ですが、味はあっさりしていて飲みやすかったです。
フォドニックというスープは、ビーツとその葉っぱをふんだんに使って作られるため見た目は真っ赤、またはショッキングピンク。味は野菜ブイヨンベースでビーツの甘さ、ケフィアやヨーグルト、サワーミルクなどの酸味が加わり、とてもさわやかです。
🇵🇱「ピエロギ(pierogi)」
小麦粉などでできた生地で肉や野菜などを包んで茹でる、ポーランドの伝統料理です。
中には肉や野菜、チーズ、果物などの具材が詰まっています。ピエロギは様々なバリエーションがあり、具材やトッピングが異なるため、食べるたびに新しい味わいを楽しむことができます。
私たちに馴染みのある料理で言うと水餃子のようなものですが、餃子より少し厚めの皮でできたスープの入っていない小籠包のような味わいと食感です。
塩水で茹でるのが一般的な作り方ですが、オーブンで焼いたり、油で揚げるレシピもあるそうです。
🇵🇱飲み物
飲み物で言うと、ポーランドのお酒といえばウォッカですよね。
ぶどうの栽培に適さない気候のポーランドでは昔からジャガイモや麦を原料としたウォッカが造られてきたそうです。
日本ではウォッカというとカクテルのベースにすることが多いと思いますが、ポーランドではショットでそのまま飲む飲み方がメジャーです。すっきりとした味わいとさわやかな香りを楽しみます。
とはいえポーランド人も年がら年中ウォッカばかり飲んでいるわけではないそうです。普段の飲み物はやはりビール🍺。ポーランド国内でも何十種類もの銘柄が製造されており、クラフトビールの人気も高いそうです。
🇵🇱レストラン
1回しかポーランドを訪れたことがなく、私自身はレストランに詳しくないので、今回は連れていっていただいたレストランを2軒紹介します。
どのレストランも美味しかったのですが、今回はポーランド料理をいただけるお店を紹介したいと思います。
restaurant Kuźnia Smaku
後ろの棚においてあるのが、ポーランドで有名なウォッカの瓶です。
🇵🇱追記
ポーランドは様々な種類のソーセージが有名であり、地域によって異なるレシピと風味があるそうです。駅でふらっと寄ったコンビニのようなお店で買って食べたホットドッグ🌭が美味しかったです✨
武田伊左先生の公演情報
・「能へのトビラ 夏」
令和6年9月14日(土)14:00開演(13:00開場)
於:青葉の森公園芸術文化ホール
入場料:一般1,000円/学生無料
→能「天鼓」の一部上映 シテとして出演。
※別途体験ワークショップあり(HP参照)
チケット発売中!!
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・「九月宝生会定期公演 午後の部」
令和6年9月21日(土)15:30開演(14:30開場)
於:宝生能楽堂
入場料:一般5,500円/学生2,750円
→能「殺生石」のシテとして出演。
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