【読書日記】『ナースの卯月に視えるもの②絆をつなぐ』
創作大賞同期の秋谷りんこさんの待望のシリーズ、続刊『ナースの卯月に視えるもの②絆をつなぐ』が11月6日に発売されました。まだ発売から1週間も経っていませんが、もう重版が決まったそうです。素晴らしい!!めでたい!!
2巻絆をつなぐ私も早速読了しました。
1巻の内容から卯月たちの時間はどうやら2年位経過しているようですが、卯月の勤める長期療養型病棟の様子や一巻にも出てきた同僚たちの名前が目に入るたびに、なんとなく嬉しい気持ちなりました。こういうのがシリーズの醍醐味ってやつですね。よっちゃん寿司が出てくるたびに嬉しくなっちゃいます。
プリセプターとプリ子も分かるよ!えっへん(笑)
1巻では、事件性が高いエピソードも割とヒヤヒヤするシーンもある思い残しの解決編でしたが、今回はサブタイトルの絆をつなぐが大きなテーマになっています。
家族のこと意外とわかっていなかったり、気持ちがすれ違っていたり、そういうこと誰にでも経験があるのではないかなぁということがエピソードになっており、思わず自らを振り返るようなシーンやセリフも多かったです。
卯月のお母さんのエピソードには私自身色々と考えさせられました。
うちの母ものすごく明るく元気なものですから、卯月の母と重なる部分がありまして、卯月の戸惑いや葛藤に頷いてしまったんです。
人ってずっと同じままではいられないんです。そのことを忘れてはいけないんだけれど、忘れてしまったり、忘れたくなったりしてしまう。そういうことを強く感じた2巻でした。
2巻大注目のニューカマーと言えば、やっぱり猫のアンちゃんでしょうか?
それとも!?
3巻も楽しみに待ちたいと思います。
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