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最高過ぎる園。そして、コミュニケーション能力が育つにつれて強まる3歳1カ月ASD児の異質感(笑)

感謝ばかりの森のようちえんの日々

このブログでも何度か書いていますが、いっくんの通っている園が本当に最高なんです。園長や先生方が本当に素晴らしい。

毎月まとめてくださる思い出ノート、先日受け取ったものにはこんなことが書かれていました。

今月はいつも以上にいっくんの変化を感じた月でした。出発する車にバイバイしたり、指差しや大人の手を誘導して要求を伝えてくれることが増え、いっくんの気持ちや想いがぐんと伝わりやすくなったのを感じます。
ご機嫌でお腹を交互に叩いて歌を口ずさんだり、思っていた場所にお気に入りのトラックのおもちゃがなくてちょっと不機嫌そうにスタッフに八つ当たりしたり(笑)わたしたちスタッフにとってはいっくんの世界の感じ方が分かることがうれしくて、いっくんとの日々がますます新鮮で楽しくなっています。
モノへの興味も広がっています。テラスでは傘で遊ぶのがブーム。マジックテープを自分で外すと、大人の手をリードして上手に傘を開いてほしいことを伝え、地面に置いて中に隠れてみたり、ひっくり返した傘の中にそーっと入って歩いてみたり。これまで興味をもたなかったカナヘビをケースから出して触ってみる姿も。いろいろと試しているその真剣な表情は研究者のようでカッコイイです。
その一方で、おもちゃの双眼鏡で遠くを覗くのに夢中になって近くのものにぶつかりまくっていたり、猫のように小さいダンボールに頭から入って身動きが取れなくなる姿は可愛くてかわいくて!来月はどんないっくんに会えるかな。とてもワクワクします♪

逆さバイバイ、クレーン、視覚優位…独特のコミュニケーションを園でも発揮!

バイバイはいっとき2歳前後でしていたのがやらなくなり、最近またするようになったんですが、思いっきり逆さバイバイ(自分に手のひらを向ける)です。
去っていくものにはバイバイをする、という理解はできるようになったのですが、それがコミュニケーション的なものではないのがやはりASDだな、という感じですw相手に「さようなら」をコミュニケーションとして伝える意図が無いので、相手が知らないうちに手をぶんぶん動かしています。目が合っている時にバイバイをしてくれないのです。
しかも、何をするにも自分の気が向いたとき。相手の働きかけに応じてバイバイをすることはなく、内側からの欲求とか、想いが高まったときに何かを言ったりやったりします。

ママも言えますが、言って欲しいとお願いしたって言いません。
いっくんの中で「ママ♡」という想いがあふれた時い口をついて出ているような感じです(笑)

クレーンでいろいろ要求をする姿も園の先生の文章の中に何度か登場しています。クレーン現象もまたASDの特性として有名ですが、いっくんが手を取って誘導してくる感じって、必要とされている♡と感じられるし、小さい手が可愛いので、先生が可愛い!ってなるのはわかる(笑)

先生がたにすごく可愛がってもらっている息子


親ならともかく、園の先生方までこんなに可愛いと言ってくれるのは本当にありがたいです。

送り迎え時の様子を見るだけでも、いっくんがどれだけ園の先生方に可愛がってもらえているかが伝わってきます。

今日はこんな歌を歌ってくれました。
水たまりに何度も入りました。
など、2~3人の先生が集まってわいわいと教えてくれることも多くて、いっくんの行動はそれだけ面白いのだなぁと(笑)

協調性やら集団行動を重視する園だったらアウトだったでしょうが、本当にここに入れることが出来てよかったです。

コミュニケーションや発達の遅れを心配する言葉なんて今まで先生方からは一度もなくて、
「いっくんは視点が違くて面白いから天才になるかもしれない」
「よく見て考えている。プログラミングとかできそう」
「集中力がある」
など、どれもASDの特性なのですが、そこをプラスに感じてくれているのが伝わって、本当にありがたいです。


コミュニケーション能力が上がってきたことで改めて感じる独特さと「異脳」の魅力


しかし、歌を歌ったり、単語をいうようになってくると、独特のイントネーションが気になります。

よくASDはロボットみたいな抑揚のない喋り方をするとか、やけに丁寧に話すとか言われます。
いっくんは逆で、常に変な抑揚があります(笑)歌っているような感じ?

最近もようやく朝「おはよう」をいうようになったのですが、あまりにも「おはよう」に聞こえず、「あーーーーよぅ」みたいな感じでしかも独特のイントネーション過ぎて、一生懸命挨拶してくれていることに気が付かなかったくらいです。

コミュニケーションに関しても、逆さバイバイやらクレーンやらといかにもな感じなので、我が子がASDであることはもはや疑いようのない感じがしています。

でもこれは、定型発達の子と比べて凸凹というよりも、本当に独自性というか、「異脳性」だなぁと感じます。

マンガやテレビドラマの主人公に感じるような独自性や面白さを感じられるので、接していて面白いんですよね。
例えば「こち亀」の人はADHDだし、「名探偵コナン」はASDですよね。常軌を逸しているからこその人間的魅力というのがあるといいますか。
ちなみに娘は「シャーロックホームズ」が好きですが、彼もガチでASDです。
大河ドラマ面白くて見ていますが、源義経はADHDだったな、絶対(少なくとも今回のドラマの脚本上の)。

いっくんはいろんなものを彼なりにたくさん発見して好奇心を丸出しにしているから、その姿がかわいいんだよなぁと思います。

知的障害の判断は

あとは知的にどうか、ですが、個人的には、いっくんは問題ないだろうと思っています。癇癪とかこだわりが強すぎる、切り替えができないなどの育てにくさがなくて、本当にコミュニケーションと言葉の遅れだなと感じられるから。

もちろん、コミュニケーションがうまくとれず、他人に忖度をしないので、身辺自立のようなものは遅れますし、当然言語IQは低いので、知能検査をしたら軽度とか中度の知的障害、という判定が出るのかなと思います。
でもそんなの関係ない。だって言語や知的な発達ってまだまだこれからじゃないですか。大人になったって脳は発達し続けるし、左脳的なものはまだまだ伸びていくものだから。

むしろ今は、左脳の発達の土台になる、情操とか、周囲の人との関係性とか、好奇心を育てている。そこを大事にしたいなと思います。

その点では、いっくんは間違いなく探求心があって賢い。感性も豊か。記憶力もいい。
だから、わたしたちが、この子は賢いって信じ続ける。外から言われる知的な遅れとかいうバイアスにいっくんをはめ込むようなことはしたくないと思っています。

3歳児健診の標準的な発達マウンティングがつらい

そういえば、本当なら先週、3歳児健診があったんですが、園の行事とかぶったので1カ月延ばしてもらいました。
3歳児健診にはいろんなチェック項目があり、いっくんはもちろん「いいえ」だらけです。
そもそも言葉が通じないので、視力や聴力の検査は出来るはずもなく、正直行くのが憂鬱w
機械でさっさと検査してくれればいいのに、「穴はどっちに空いてますか」って聞いて、とか、指差しさせて聴力検査だ、なんてどういうことでしょうか。

標準的な発達マウンティング勘弁してくれー。ちょっとした暴力やん?ていう気持ちになりましたが、発達健診にはそうやってうまく療育につなげるといった役割はあるのかな。


とりとめもなくなってしまいましたが、とにかく環境って大事だなと思います。一番は親の在り方なんでしょうが。


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