10000字の自己紹介を書きあげて感じたこと
みずのさんはその時さらっとおっしゃった。「noteで自己紹介やってみたらどうでしょう、10000字ぐらいで。」
ふーん、10000字かぁ…
え? あ? いちまんじ? 一万字!!
これまでに書いたまとまった文章で、最長は読書感想文の2000字な気がするんだが…なんかできそうな気もするので取りあえずやってみる。
(みずのさんには「書くこと」「ブランディング」について相談に乗ってもらっています)
ノート術ワークショップを始めるに当たっての自己紹介、ということで書き始めたのですが、前半は結構な苦行でした。自分の黒歴史を開示していく作業で、傷は癒えてきているもののところどころでかさぶた引っぺがして…ピリッと痛い。眺めてみて、ああこれまだ生傷なのか、もあったりした。
(じぶんで設定を決めておきながら)こんな内容、需要あるんかな…と思いつつ、ちょっとずつ書き進めました。
感情の揺れもあって途中、ライターのまなみさんに泣き言をDM。受け止めてくれてありがとう、まなみさん。
(↓親の介護が気になり始めているそこのアナタにおすすめ。書籍もあります)
で、人生をざっくり一記事で書いてみて気づいたことは…
行動力はわりとあるほうですが、それに任せて一人で何もかもやろうとすると良くないみたいです。一人で自由にやりつつも、会いたいひとに会って学んだことを試していくと波に乗れるし、独りよがりからも抜けられそう…数少ない成功体験を振り返り、意外に受動型なんだと思いました。
自分の行動力をどこに使っていくかはこれから試行錯誤しながら進むんだろうな…。たぶんこれから開く講座とかも、主体的に関わるより「その場に笑顔でいる」ことが大事なのかもしれない。作り笑いじゃない笑顔で。
4月からnoteに書いてきて、その時の自分にピッタリくる言葉を探すうちに…少し言葉が耕されてきたなぁと感じます(当社比)。読書で培ったはずの語彙力が全然使えていなくて、カチコチの土みたいだったから、これはうれしいことでした。他のものに例えることも、巧拙はともかく少しずつ出来るようになってきました。ここは引き続き耕し続けたい。
まとまった長文を書くことで、文章を生業になさっている方のすごさもちょっとだけ…ほんとにちょっとだけですが体感できました。(一冊の本は15万字ぐらいかなと思うので)
わたしの文は、いまは「思いの垂れ流し」で、大仰な言い回し、要らない表現もちょこちょこあります。読者目線はないに等しく、ただただ自分のためにやっています。(要するに素人)
最近「いまの自分が生産し、提供できるものはなんだろう」と考えるようになりました。
ひとの中にいると、エネルギーのやりとりが発生します。エネルギーを奪われることも多かったし、無理にだそうとして疲弊もしたけれど、エネルギーを注いで下さる方もいました。そのおかげでここまで生きてこられた。
いま自分が差し出せるエネルギーの一つが文章です。提供するからには、素人なりに「思いの伝わる言葉を、惜しみなく丁寧に差し出せるように」なりたいと思う10000字でした。
なかなか険しかったけど、やってみただけのことはありました。書けそうなことを書いていったら、結局10000字くらいになったのも不思議でした。これって編集者マジックなんでしょうか。みずのさんありがとう。
(自己紹介はこれから編集作業を経て公開します。すこしお待ちください。)