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教壇に立ち続ける 57 今週の反省【note限定記事】

遂に平常時間割に戻ることが宣告され、私は5時の電車で学校に向かいます。悲しい。どうも星野です。とっても眠いですが、記事を更新しておくことにしました。今週の振り返りです。火・金・土に更新します。いいなと思って頂けたらサポートをお願いします。父の入院費用がかさんで、かなり逼迫しております……私の言葉で何かが変わるかはわかりませんが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。minneとFantiaはこちら。明日こそ更新します……がんばる……資材は買ったのだから……今のところ3万円の赤字、在庫のみ、全国一律送料無料、即日発送可。プレゼント等にどうぞ。このままだと廃業まっしぐらなので、こちらもよろしくお願いします。

今週は個人的にとても落ち込むことがあり、苦しい1週間だったのですが、なんとか生き延びました。まずはそれを称えたい。えらいぞ私。たくさん反省があるのですが、わかったことや収穫もあったので、また写真とともに紹介していきます。
今週の大きな反省事項は主に3つ、①生徒の負荷を考えること、②生徒をいかに集中させるか、③時間管理とスピード感、このあたりです。
私はかなり板書のスピードが速く、またマシンガントークのくせもあるので、「話を聞きながら書く」ということが苦手な生徒には苦しい授業を展開してしまう傾向にあります。それでも今週は、机間指導を徹底し、生徒が何に悩んでいるのか、どこでつまずいているのかをできるだけ正確に把握することを目指しました。その結果、課題をこなせる生徒とそうでない生徒の明確な差と、こなせない生徒はほとんど似たようなところでつまずいているということがわかりました。できる生徒は授業に集中し、話を聞きながらメモを取ってくれているのですが、つまずいている子は途中でおしゃべりをして指示を聞いていないこともしばしばあります。3年生で進路にも関わるのですが、その実感がいまひとつないのかなと感じています。それを生徒のせいにするのは簡単ですが、それでは意味がないので、「聞かせる」「手を動かす」「頭を動かす」ように導いてあげなくてはなりません。生徒の様子を細かく確認して「話を聞ける姿勢づくり」を徹底するのが今後の課題となりそうです。

話を聞かせるためには、内容の充実も無論重要ですが、話し方の工夫も必要だと考えています。私の声はよく通ると自負しています(そのせいで聴覚過敏の生徒には「近々響いてつらい」と打ち明けられたこともあります)。しかし全体的に声を大きく出しているだけで、メリハリがなく単調、たとえるなら文字を追いかけるときどこを見ていいかわからず「目が滑る」感覚……に近いものが発生しているのではないか、と推測しています。静かな声、張りのある声、響く声……発声法も研究していきたいなと思っています。個人的な感想ですが、中学生の指導をしているときの「初等教育をやっているときのテンションで専門的な内容を話す」というのが、私としてはかなりやりやすく、生徒にも集中と思考を促せているので、その感覚を大事にしながら高校でも応用していこうと思っています。生徒の発言を臆せず拾い、その話からいかに本筋にもっていくか。これも私の課題だととらえています。話す内容も、生徒に興味を持たせるために「たとえ」「言い換え」など様々な方法を駆使していくこと、そして何より「生徒のなかの疑問を引き出すような内容」にしていかなければと考えています。今は高校3年生の現代文で「山月記」をやっているのですが、なかなか言葉が難しくて理解しづらいとか、私の発問がよくわからないとか、いろいろご指摘を頂いているので、謙虚に、かつ真摯に受け止めて、生徒と一緒に成長できる教師でありたいと思っています。

時間管理については、あまり焦らずにいこうと思います。当初は期末試験まで授業が8回しかないクラスもあり、大急ぎで進めなければならなかったのですが、その問題は解決しそうだとわかりました(まだ正式な決定ではないですが)。そのため来週以降からはじっくり取り組ませることを想定しようかと思っています。内容は、本筋のきめ細かな指導と、多少の脱線も含めて、生徒の学び(教養)を深められる授業をつくります。古典ならば読解のテクニックから隠された意図を考える活動、現代文ならば細かな表現に注目しながら批評する活動……やりたいことはたくさんあるので、極力実践できるように頑張ります。

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まだ力及ばずで、うまくいかないことだらけですが、諦めずに生徒と向き合っていこうと思います。それでは、また。

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