肩車からの卒業
今年の4月から小学生になった長男。
保育園に通っていた頃から、「小学生になったら肩車も卒業だねえ」と言っていたけれど、肩車卒業の瞬間は唐突にやってきた。
昨日、学童からの帰り道。
息子の荷物が多かったこともあり、「久しぶりに肩車しようか?」と、僕から声を掛けた
そのときは「うん」と答えた長男だったけれど、肩車をして2秒後に、「やっぱり恥ずかしいから降りる」と言われてしまった。
なんというか、理由が「恥ずかしいから」というのに、ちょっとした衝撃を受けた。別にその瞬間、彼の友達が周りにいたわけではない。通行している人さえいない田舎道で、どちらかといえばプライベート空間に近かった。
だけど息子は肩車された瞬間に、「あ、恥ずかしい!」と思ってしまったのだろう。
保育園に通っていた頃は、次男を肩車すると「良いなあ〜」「ずるい!」という具合に、長男は肩車をせがんでいた。
小学生になった瞬間に心変わりしたわけではないと思うけれど、小学生になって「自分のことは自分でする」という意識が急速に芽生えてきたのは確かだ。
体重も20kgを超え、さすがに肩車は「荷が重い」時期になっていたけれど、いざ肩車を“拒絶”されると切なさを感じるものだ。「家族アルバム みてね」で過去の写真を眺めながら、懐かしい”あの頃”に思いを馳せる他ない。
実際、これから“卒業”ラッシュが続いていくのだろう。その一つひとつに切なさを感じながら、親の責務からの“卒業”を味わっていくのだ。
きっと、喜ぶべきことなんだろうね。
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