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わりとビジネス書に偏って新年度を始めたらしい(2019年4月に読んだ本まとめ)

「メモの質をもっと高めたい」
「目標設定と目標遂行を高いレベルで実行したい」
「なかなか上達しないチームマネジメントの改善を企てたい」
「マーケティング思考をブラッシュアップしたい」

わりと4月は社員の入れ替わりもあって、ビジネス中心の生活だったように思う。経営ゼミでもみっちりと学びがあって、正直1つひとつをきっちり消化するのは難しかった。

そんな中で改めて思うのは、身銭を切って本を読む投資対効果はめちゃ高いなということだ。人から「借りたり」「もらったり」する本だと、なかなか本の中に思い切り良く入れない気がするのだ。

小西利行『仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。』を読んで分かったのは、やはり仕事ができる人というのは何かしらのロジックをもって仕事に臨んでいるということ(小西さんの場合はメモというわけで)。ロジックは仕事観にも繋がっていくんだけど、メモという日常を通じて小西さんの仕事観を垣間見ることができただけで本書を読む価値があったと思えた。

クリスティーナ・ウォドキー『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』。昨年話題になった本だが、なかなか手を出せずにいた。考えてみれば僕は目標設定も目標遂行もあまり得意なタイプではない。わりと多岐にわたって色々やり過ぎてしまう傾向があり、今後チームマネジメントしていく上で僕自身がボトルネックになる懸念があった。麻野耕司『THE TEAM 5つの法則』にも通ずるところがあるが、いかに関係者(巻き込もうとする人々)の頭の中をシンプルにすることが大事なんだろうと思う。『OKR』は2019年ベストになりそうなほど良書で、実際にTipsを日々に活かしている。第1項がストーリー仕立てになっていて読みやすいのもお薦めである。

ちきりん『マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』は、本書の編集を務める横田大樹さんとの出会いがきっかけで読むに至った。「論理思考と対になる力」とあるが、頭でっかちにならず現場視点やリアルな状況を想定する必要があり、そのためにマーケット(=市場)って何さ?ということを問うた話になっている。

マーケット=市場とは、
・不特定多数の買い手(需要者)と不特定多数の売り手(供給者)が、
・お互いのニーズを充たしてくれる相手とマッチングされ、
・価値を交換する場所

というのが原点であり、上記を満たすのであれば「お金」「物」が介在しなくても全く問題ない。僕が今後勝負していくマーケットとは何なのか。考えれば考えるほど深くなる問いだ。

まとめ(紹介した4作品)

・小西利行『仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。』
・クリスティーナ・ウォドキー『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』
・麻野耕司『THE TEAM 5つの法則』
・ちきりん『マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』


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