朝井まかて『ボタニカ』と、2025走り初め
年始は、朝井まかての『ボタニカ』を読んでいる。
主人公は牧野富太郎。日本植物学の父と呼ばれ、彼をモデルにした2023年春のNHK連続テレビ小説「らんまん」で脚光を浴びた。
地元で開催されていた企画展で、牧野の植物画を初めて鑑賞した。たった1枚だけだったが、精緻で芸術性に富む植物画に釘付けに。裕福な家庭に生まれるも、植物研究に励むあまりに生活苦に陥る人間だったようだが、牧野の絵は、植物への大いなる愛情を感じさせるものだった。
私は牧野のように、家族を顧みない生き方はしない。
けれど、2025年を生きることができる人間として、牧野の情熱に恥じない生き方はしたいと強く思った。
そして、今年も年始ランを敢行。
いうても短い距離だが、元旦らしい、ゆったりとした日和に駆けるのは気持ちが良いものだ。
来月には久しぶりのレース(ハーフマラソン)を予定している。21kmを走るなんて、まるで想像もできないけれど、かっこつかない走りをするわけにはいかない。急場しのぎだが、1ヶ月半かけて、それなりの体力&走力を取り戻す。
2024年、この日、能登半島に強い地震が発生した。
いまだに心身に傷を負っている方々は、2025年の元旦をどのような気持ちで迎えているのだろうか。
人生も生活も、ゼロリセットはあり得ない。過去を継承して今があり、未来がつくられていく。だからこそ、「今ここ」を大事に生きていたいと思う。
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