箱根駅伝 2025を見て
1/2〜1/3にかけて開催された第101回箱根駅伝。
沿道には多くの観衆が集まり選手、監督、スタッフの緊張・高揚はすごいものがあったでしょう。
区間記録の更新、総合タイムも短縮した。
優勝した青山学園の選手以外にも区間新が見られて日本の陸上長距離界は盛り上がっているのを感じました。
毎年ナイキをはじめ各ブランドが箱根モデルのシューズを投入したり、各社のマーケティングにも気合を感じる。
一部の学校や選手はスポンサーのブランドを着て日常をsnsへ投稿していたりもする。
その様相はアイドルと変わりない人気ぶり。
原監督の書籍を読んだ時にこのように書かれていた。
「サッカー選手や野球選手になりたいって子供は多いが、駅伝、マラソン選手になりたいって子どもご非常に少ない!マラソン選手になりたい!っていう子どもが増えたら僕たちのやっていることは大成功!」
とまさに有言実行といった感じ。
一昔前ならマラソンはかなりストイックなイメージでテレビで見る選手は全員ボーズ頭にハチマキというものだった。コレも青学がきっかけかはわからないが比較的みんな流行を取り入れたスタイルへと変貌。
指輪やアクセサリーをつけている選手もいる。
ファッションについても、昔ならこのような選手が1人でもいたらメディアに叩かれてまくっていただろう。
今は髪型やアクセサリーをつけていると、レース中に小ネタとして取り上げて、盛り上げてくれるので見ているこちらとしてもありがたい。
原監督が大学駅伝に関わりはじめた時に、何年も記録が更新されていないのにどこの学校も同じような練習を行っていたという。
朝〜暗くなるまでとにかく走る、走る、走る。。。
もちろん青学も同様だったようだ。
練習を見直し、筋力トレーニングや動きの改善、どれくらい走ったら怪我をしやすくなるのか?大会にピークを合わせるにはどうすれば良いか?
などだろう
他にもメンタルトレーニングや目標設定、栄養摂取の勉強など走ること以外にもアプローチして専門家に指導を受けているだろう。
原監督のティーチング&コーチングも青学の選手にマッチしているよう。
このティーチングとコーチングについても書籍で触れられていて、個人、組織が若いうちはティーチングから行う必要があると言っている。
他にもさまざまな工夫やエッセンスが書かれているので是非一度、原晋監督の書籍を手にとってみてほしい。
過去11回で8回の優勝はハンパではない!
NIKEのシューズ革命が起こった際に、adidasにカーボンプレート入りシューズがまだラインナップされていなかった影響もあって辛酸を舐めたことはあったが、翌年はNIKEのシューズを使用して王者に返り咲く。
他の年も連続で王座を渡したことがない。
最近はadidas、asics、PUMAなどのメーカーも企業努力によりカーボンプレート入りの高反発シーズンをラインナップしております10〜20kmではadidasのシューズの方がタイムが縮まるという見方もある。
シューズに対する感覚は人それぞれなので一概にには言えないが数年間築かれていたNIKE一強時代はゆっくりと緩和されてきた。以前は98%ほどの駅伝ランナーがNIKE着用していた時期もあるので同じシューズで走っていて差がつくのなら、それはある意味ではフェアだったのかもしれない。
ただ選択肢が増えるという意味では一般ユーザーを悩ます反面、楽しくもある。
特に女性ランナーにとっては嬉しいはず!
いや、最近では男性ランナーでもカラーリングを工夫する選手がプロでもホビーランナーでも増えたので、スピード以外を求めるユーザーを獲得する意味では良い方向だと思える。
ロードバイク、トライアスロン界隈の方々ももっと女性が入ってきやすい環境作りを強化しても良いのではないかと思う。なんと言っても世界の人工は女性の方が多いのだから、日本だけでみても同様だ。
私の住む名古屋では名古屋レディースマラソンという大会がある女性ランナーがほとんどという大会だがは非常に華がある!
他の地域でも開催すれば他の大会と差別化されて良いのではないかと思う。
長く書いて、少し話が逸れてしまったが箱根駅伝を走った全てのランナーにリスペクトし拍手を送りたいと思います。
大会に関わる全ての方々へありがとうございました。また、来年の大会が楽しみです。
ありがとう😊😭