「ワークショップ」を学び直す ①
ワークショップは、学びや創造、問題解決やトレーニングの手法である。
参加者が自発的に作業や発言をおこなえる環境が整った場において、ファシリテーターと呼ばれる司会進行役を中心に、参加者全員が体験するものとして運営される形態がポピュラーとなっている。
会場は公共ホールや、スタジオ、美術館やカルチャースクール、ビルの1室、学校の教室を利用するなど様々。
語源である英語のこの語は、本来は作業場や工房を意味するが、現代においては参加者が経験や作業を披露したりディスカッションをしながら、スキルを伸ばす場の意味を持つようになっている。
具体的には、ものづくり講座、音楽ワークショップや演劇ワークショップのような身体表現における学習と作業参加の場や、各種体験セミナー、科学や技術教育、人権教育のような各種教育ワークショップのようなものがある。ヨガや瞑想教室、陶芸教室などの身体で体験する教室や機会にも、この呼称は使われる場合がある。
体験型講座としての「ワークショップ」は、20世紀初頭(1905)の米ハーバード大学においてジョージ・P・ベーカーが担当していた戯曲創作の授業「演劇ワークショップ」『47 Workshop』に起源をもつ。
This work has been selected by scholars as being culturally important, and is part of the knowledge base of civilization as we know it. This work was reproduced from the original artifact, and remains as true to the original work as possible. Therefore, you will see the original copyright references, library stamps (as most of these works have been housed in our most important libraries around the world), and other notations in the work.
This work is in the public domain in the United States of America, and possibly other nations. Within the United States, you may freely copy and distribute this work, as no entity (individual or corporate) has a copyright on the body of the work.
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この作品は、文化的に重要であるとして学者によって選択されており、私たちが知っているように、文明の知識ベースの一部です。
この作品は元の遺物から複製されたものであり、可能な限り元の作品に忠実です。 したがって、元の著作権の参照、ライブラリスタンプ(これらの作品のほとんどは世界中の最も重要なライブラリに格納されているため)、およびその他の表記が作品に表示されます。
この作品は、アメリカ合衆国、そしておそらく他の国々のパブリックドメインにあります。 米国内では、作品の本文に著作権を有する団体(個人または企業)がないため、この作品を自由にコピーして配布することができます。
歴史的遺物の複製として、この作品にはページの欠落やぼやけ、写真の質の悪さ、誤ったマークなどが含まれている可能性があります。学者は、この作品が保存、複製、および一般に利用可能になるのに十分重要であると信じています。 公衆。 保存プロセスへのご支援に感謝し、この知識を存続させ、関性を保つための重要な役割を果たしていただきありがとうございます。
次に、創造性を引き出すために必要な思考とスキルを考える。
『問いのデザイン』
安斎祐樹・塩瀬隆之 著
学芸出版社 (2020.06.10)
ワークショップ
一般的には10名〜30名程度の参加者が集まり、4名〜5名のグループに分かれて議論や対話を深め、手や身体を動かしながら "気づき" や "アイデア" を生みだす方法。
ファシリテーターと云う進行役が、場を俯瞰しながら適切な問いを投げ掛け、参加者と共に「問い」を深めていく過程(プロセス)に伴走する点が特徴的です。
ワークショップにおける「問い」の重要性
① 導入:今回のワークショップの趣旨と概要の説明し、流れ(文脈)を設定する。
② アイスブレイク:立場も経験も価値観も異なる参加者同士の緊張感を解く。
③ 知る:参加者同士が 話し合いを通じて、知識や経験を「知る」
このことに依り、次の活動の「創る」ための準備をする。
④ 創る:4名〜5名のグループ参加者による対話を通じて「創る」活動をする。
ワークショップにおけるメインの活動になる。
⑤ まとめる:まとめた成果物を発表し情報共有する。
振り返り→意味づけ→次へのアクション
ワークショップにおける良い「問い」とは何か?
・わかりやすくシンプルな問い
・正解が一つに定まらない問い
・考えていて楽しい問い
・五感を刺激する問い
・それまでに考えたことがなかった問い
・専門知識がなくても考えられる問い
・参加者の問題意識に合致した問い
p.163より
[続く]
『問いのデザイン』を読む
2020.10.10