『問いのデザイン』を読む
『問いのデザイン』
安斎祐樹・塩瀬隆之 著
学芸出版社 (2020.06.10)
▶ 現代社会の病
無意識に固定化された 人々の「認識」や「関係性」
これら (無意識の固定概念) を いかに破壊し「問い」と「対話」で A・ B 両者の関係の共通の意味づけをするか。
メンバーを本気にさせ、チームの創造性を引き出すためには!!
▶ 方法論
① 認識の固定化
② 関係性の固定化
この2つの「病」を解決するための「問い」の技法が述べられています。
前提:A B の二人の認識や関係性が異なっている
① A・B 2つの溝に気づく
② お互いを眺める(理解)
③ お互いの架け橋を設計する
④ お互いの溝に橋を架ける
▶ 問題と課題の違い
「問題」の定義
何かしらの目標があり、それに対して動機づけられているが、到達の方法や道筋がわからない。また、試しても うまくいかない状況のこと。
「課題」の定義
関係者の間で「解決すべきだ」と、前向きに合意された問題のこと。
【この本について】
書籍『問いのデザイン(仮)』の執筆プロセスを公開します
クリエイティブフォルダー『問いのデザイン論』より
書籍と対応しながら 読む。
「問い」の基本的性質
① 問いの設定によって、導かれる答えは変わりうる。
② 問いは、思考と感情を刺激する。
問いの「深さ」を測る
ワークショップデザインのシミュレーション
Part Ⅱ
課題のデザイン
プロジェクトにおける良い課題設定の条件
ファシリテーションの技法
やる気を引き出すファシリテーション
ARCSモデルとワークショップデザイン
アイスブレイクこそ問いが肝心
ワークショップのアイスブレイクで溶かすべきもの
ファシリテーションの技法
「固定観念にとらわれずに、自由にアイデアを考えましょう!」
というファシリテーションに対する改善提案
「問い」と「アナロジー」の往復で、アイデアに磨きをかける
問題を捉える思考法
問題の本質を捉える「素朴思考」と「天邪鬼思考」
課題設定の罠
"10万年後の問題"を解決するための課題設定は可能か?
ファシリテーションの技法
ファシリテーションにおける「誘導」と「提案」の違い
問いの基本サイクル
"問いは、「良い答え」を導くためのものである"...は本当か?
大喜利から学ぶ 『問いのデザイン』
IPPONグランプリのお題の9パターン
【学芸出版社公式サイト】
http://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761527433/
【Youtube】Mimicry Design
2020.08.23.
2020.10.04 加筆