見出し画像

インナーチャイルドってなんだ。

自己紹介

はじめまして。都内在住のアラサー女性です。
現在は会社員として、アプリのUI・UXデザインや、社内システム設計などを仕事に働いています。
実家は革製品の自営業を営んでおり、幼少期から何かをつくり出す事に興味がありました。
しかし、自営業ならではなのでしょうか。お金の問題や家族の問題など幼い頃から多くの問題を目にしたり考えたりするうちに、何に対してもぐるぐると深く考える癖や、常に心配な事や不安な事を考える癖があります。

毎日ぐるぐる考えている中で、満員電車に揺られながら週5で働く意味を見出せず、今年の夏からは今の会社の正社員を辞め、アルバイト契約にしてもらい週3の在宅勤務にし、残りの時間は好きなことをやっていこうと決めました。

私のぐるぐるしてる脳内にある様々な思いや日々の気づきをこれからnoteにきままに記録させていただこうと思います。

【趣味】
・つくること(料理、デザイン、キャンドル)
・写真撮影
・アニメ、漫画、映画
・ボードゲーム
・音楽全般

インナーチャイルドについて

ここ数年、私はインナーチャイルドのことについてずっと考えています。
きっかけは、勤めている会社で、「インナーチャイルドを癒すこと」が社員全員に課せられていたことです。

かなり特殊だと思うのですが、インナーチャイルドを癒す事やスピリチュアルな考え方や霊性を上げることが業務内容や仕事の出来よりも評価される会社なのです。(ヤバい所に来てしまった…と思いました。)

「インナーチャイルドってなんだ。」

入社当初、私は初めて聞くこの単語に、疑問と怪しさを感じていました。

それでも毎日聞かされていると、理解してみようという感情が湧くもので、いろいろと考えているうちに、ああ、これは生きていくうえで大切な事かもしれないと感じるようになりました。

インナーチャイルドとは簡単に言うと、幼少期に経験した嫌な事や抑圧した感情がそのまま癒されることなく、大人になっても残された未解決な感情のことだそうです。

例えば、小さい頃に妹ができて、本当はもっとお母さんに甘えていたいのに、「お姉ちゃんなんだから、もう甘えちゃだめよ」と言われたことによって、甘えたい気持ちを抑圧したまま大人になった場合、これはインナーチャイルドになります。
甘えたいけど甘えられない、未解決な感情を抱えたままの幼い自分が、そこにいる状態です。

インナーチャイルドの事を深く考える中で、インナーチャイルドって要するに幼少期のトラウマのことでしょ、と最初は思っていたのですが、もっと根深いものなのではないかと思うようになりました。

自分が本当は何がしたいのかわからない。と思ったことはありませんか?

私はずっとこれに悩まされてきました。何をやってもこれじゃない感があって、「何がしたいの?」と聞かれても、「私は何がしたいんですかね?」と聞き返したくなる感覚。

これは無意識に、幼いころから自分の感情を抑圧してきたからなのではないか、と感じます。
「~したい。」という感情よりも、「~するべき。」という感情を優先してしまうのです。

どうやってインナーチャイルドを見つけるか

それなりに愛されて育ったし、自分にはインナーチャイルドなんてないだろう、そう思っていました。
しかし、私にも救ってほしいと声を上げているインナーチャイルドが存在していました。

日々生きていれば誰にでも感情が揺さぶられることはありますよね。
例えば私の場合だと、つい昨日、同居しているパートナーに色々と話したい事を話しているときに、パートナーがゲームをしながら「へえ。」「そうなんだ。」「ふうん。」など、全く私の話に興味のない態度をとっていたので、「聞いてる!?!?」とついついムカっときて言ってしまいました。(ごめんね。)

これは、一般的に見ると話を聞いていないパートナーが悪いように見えますが、
私の中で、癒えていないインナーチャイルドが存在しているのでは?という視点で考えることもできます。
私には一つ年下の妹と、二つ上の兄がいます。兄は長男で可愛がられ、その後に私が生まれましたがすぐに妹が生まれ、十分に甘えられなかったし、話を聞いてもらえなかったのではないかと思います。小さい頃の口癖は「わたしも!わたしも!」だったのは、そのせいかなと思います。

本当はお父さん、お母さんにもっと私の話だけを聞いてもらいたかった。
話を聞いてもらえなかった自分が癒えていないので、話を聞いてもらえない事に腹が立つのです。

もしもインナーチャイルドが癒えていたら、「話を聞いてもらえない」という事自体起こってこないと思います。なぜなら実際はパートナーは話を聞いてくれていたけれど私がそれを「話を聞いてもらえない」と捉えただけなのです。

本当に、つくづく人間は自分が見たい世界を見ているのだと感じます。

インナーチャイルドの癒し方

インナーチャイルドの癒し方はネットで探せば沢山でてきますね。
ちなみにChatGPTに聞いたら真面目に教えてくれました。

私自身いろいろと試しましたが、よくやるのは「1.インナーダイアローグ」に近いやり方です。夜寝る前布団の中で、目を閉じながら幼い頃の自分を思い描き、話を聞いてもらえなかったことを思い出してその自分に、「嫌だったね、話を聞いて欲しかったね」と語りかけ、「話を聞いて欲しい」という感情を無視しないで認識してあげます。
そして、話を聞いてくれるお父さんお母さんを登場させ、実際に話を聞いてもらうのです。
これだけでもかなりスッキリします。

インナーチャイルドは思わぬ場面で癒されることもある

私は幼い頃は漫画家になりたいと思っていたぐらい、アニメや漫画が大好きなのですが、たまたま見たアニメや漫画でハッとインナーチャイルドに気づき癒されることがあります。

「明日ちゃんのセーラー服」公式Twitterより

数か月前アニメを見漁っていたら、「明日ちゃんのセーラー服」という、とんでもない映像美のアニメに出会いました。

それはそれは、とてもとても綺麗な世界観のアニメで、ダークファンタジー系が好きな私は最初は見るのをためらいましたが、見ているうちにどんどん癒されるので、心がすさんでしまった大人にお勧めです。

あるシーンで、(うろ覚えですが)主人公の明日ちゃんが、単身赴任中のお父さんが家に帰ってきたときに、ぎこちなさを感じながらもお父さんと家の前で夜空を見ながら
「お父さんに話したいことが沢山あるんだー!」
と言ったのです。
私はこのシーンでなぜか大号泣してしまいました。
やばい、疲れてるな。。。と思いましたが、これは私のインナーチャイルドの声だったのかな、と思います。
そういえば、幼い頃は自営業の父はいつも夜遅く、いつもイライラしていて、ろくに話したいことも話せなかったなと思い出しました。
沢山泣いたことで、少し癒された気がします。

本当にきれいな作品を見せていただき、ありがとうございます。

インナーチャイルドってなんだ

結局インナーチャイルドって目には見えないけれど確かに存在する、置いてけぼりにされた自分自身なんだと思います。

そして、感情が揺さぶられる背景には必ずインナーチャイルドが存在するのだと思います。見つけてほしい、気づいてほしい過去の傷ついた自分を、自分自身が無視しないで向き合ってあげることが自分を愛することにつながり、周りの人も愛していけるようになる。そう考えています。

インナーチャイルドに気づき癒されていけば、生きるのがもっと楽になるんじゃないかな~と思います。

今回はインナーチャイルドについて、自分自身が考えていることを書かせてもらいました。
今後もこういった自分の中で考えていることや気づき、趣味のことなど、気ままに書いていけたらと思っています!コメントなどもいただけたら嬉しいです。

ここまで読んでいただいた方に感謝です。


いいなと思ったら応援しよう!