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学ぶということ

学生時代、勉強は大の苦手だった。
勉強が自分の将来の何に役立つかが分からず目の前の娯楽に興じることが多かった僕は18歳で家を出ることになるのだが、部屋には年数は経った割には妙に汚れの少ない勉強机だけが残った。
(机はその後実家に残った兄弟に譲渡)

しかし今はそれと真逆で、学び続けることが好き、というか趣味というべきか…もとい、習慣になりつつある。

なぜなら学び続けないと、人は生き残れないからである。

読書経験の少なさによる知識不足

僕は読書経験がほぼないまま社会人となったタイプの人間だ。
エッセイも自己啓発も、小説も、何一つ読まずに大人になってしまった。

そのため文章力・読解力が極端に欠如したまま社会に出てしまうことになる。

プラネタリウム解説員はアナウンサーではないけれど、ある程度の語彙力や教養が必要とされている。

そしてプラネタリウム解説員は、星について分かりやすく解説する職業。
当時の自分にとって複雑で難しい宇宙のことを分かりやすく話すには、語彙や言い回し、読解力の経験値が足りなかった。

あるとき、自身の能力の限界を感じた。
23~24歳頃だったと思う。
多くのダメ出しをされるも、言葉が出てこない、何を話したら伝わるかが分からない、八方塞がりの状態。

若さを勢いにここまで仕事を続けることができていた当時の僕は、若さという消費期限が迫っていることにここでようやく気付くのだった。

学ぶために

変わらなければならないと一念発起し、まず始めたのが読書だった。
本を読む習慣が全くなかったため、初めの頃は本を読むのに慣れることから始めた。

どこに行くにも紙の本を持ち歩き(のちに電子書籍も)、隙を見ては活字を読み込む。
慣れたあとは習慣付けをするため、水を飲んだりトイレに行ったあとは必ず1ページ読まなければならないとルールを付けた(おすすめです)

読書をすると知識が増える。
そしてそこから関連して他の知識も入れたくなる。

僕の場合は天文から始まり、星のメカニズムなどから化学、天文学が発達した時代から世界史など、少しずつ興味が派生して学んでいった。

当時学ぶといえば本しかなかったが、今はYoutubeが充実している。
Youtuberが分かりやすく解説してくれる動画がたくさんあると思うので、学ハードルは本のときよりも低くなっていると思う。

今が学びなおしの時

あれから数年が経ち、今では年50~100冊ほど本を読み、Youtubeで新しいジャンルの知識をインプットするようにしている。

しかし最近は過去に読んだ、調べたものをふと読みなおしたいなと思うことが増えてきた。

学びが習慣になってから数年、今が学び直しの時なのかもしれない。

さて、今夜は何を読み直そう。



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