詩『見取り図』

世界の見取り図の中で僕は迷う
そこは迷宮

見取り図の中では誰も挨拶しない
僕は何を目的に、この世界に住んでいるのか
自分でも忘れてしまった
そもそも目的など持てない世界
無目的の世界でみな孤独に歩く
あらゆる感情は偽り

無限のらせん階段のように僕は
回転しながら見取り図の世界を落ちていく

#自由律俳句 #俳句 #詩 #短歌 #一行詩

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集