【短歌】『初めてのおつかい』

情熱の行き先を尋ねる相手は自分と思えど僕も知らない情熱の行き先

職場にいるだけで仕事と言えず仕事をしていても職場とは言えないリモート

残像だけ見つめても実像は見当たらず風に揺れるカーテンのよう

清濁を合わせてみたけれど濁だけで溢れて清まで届かない

朝の太陽は夕日になる頃光の種類を変え人はみな優しくなる

海の家に生まれ海に育ち潮の香りを胸に留めてる男なり

涼風を心の糧に生きている嵐は沖にただ過ぎていく

初めてのおつかいを見て自分よりうまい行動悔し涙よ

先輩との同行で初仕事明日はひとりで訪問の予感

#自由律俳句 #俳句 #詩 #短歌 #一行詩

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