自由律俳句 『馬酔木』

県境の峠に馬酔木
雨を集めて藤の花

踏みしめる雪の数だけ働いて
東京の冬景色は山手線不通のアナウンス
だけど広瀬香美は流れない

こだまする駅の名前のふりがなに母音ばかりの未来あり

#自由律俳句 #俳句 #詩 #短歌 #一行詩

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